学校日記

六月

公開日
2012/06/01
更新日
2012/06/01

校長室から

「家庭の教育力」→「子どもの学力」→「自学自習の場」

「教育」の指針となる「現行の教育基本法」には,(学校教育)(家庭教育)(学校、家庭及び地域住民等の相互の連携協力)について,次のようなことが明記されています。

(学校教育)
第六条  法律に定める学校は、公の性質を有するものであって、国、地方公共団体及び法律に定める法人のみが、これを設置することができる。
2  前項の学校においては、教育の目標が達成されるよう、教育を受ける者の心身の発達に応じて、体系的な教育が組織的に行われなければならない。この場合において、教育を受ける者が、学校生活を営む上で必要な規律を重んずるとともに、自ら進んで学習に取り組む意欲を高めることを重視して行われなければならない。

(家庭教育)
第十条  父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。
2  国及び地方公共団体は、家庭教育の自主性を尊重しつつ、保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育を支援するために必要な施策を講ずるよう努めなければならない。

(学校、家庭及び地域住民等の相互の連携協力)
第十三条  学校、家庭及び地域住民その他の関係者は、教育におけるそれぞれの役割と責任を自覚するとともに、相互の連携及び協力に努めるものとする。

 「子どもの教育の基礎・子育ての基本」は家庭教育にあるわけですが,近年,私が教員として勤め始めた30年前と比べてみると,時代の流れ・生活様式の変化とともに「家庭教育に変化」が生じています。時代背景として,都市化・核家族化・少子化・地域のつながりの減少・父親の育児参加困難・外で働く女性の増加・価値観の多様化・子育て放棄・過保護・豊かさ便利さゆえの体験欠如等々が要因となり「家庭の教育力の低下」が指摘されて久しくなります。

 「家庭の教育力」については,今日の教育において最も重大な課題のひとつであるわけですが,時代の流れによる生活の変化との関わりが深いため,簡単に解決できる問題ではありません。とはいえ,次代を担う子どもの「学力向上」・「生きる力の育成」をめざす上では,現状の課題を克服していかなければなりません。「社会全体で家庭教育支援」を進めることが,ますます必要となってきています。また,地域の教育力の再生も重要な課題です。

 「子どもの学力」については,習得する場は学校が中心になりますが,知識や技能の確かな習得・定着には反復練習(漢字の書き取り・計算問題など)が必要です。家庭学習(宿題・復習など)・放課後学び教室・土曜学習の参加などが,自学自習の場になると思います。

 保護者の皆様には,子どもの「確かな学力定着」のため「家庭学習の充実」を各担任とともに進めていただいているところですが,不十分であれば,放課後学び教室や土曜学習など,各々の家庭教育を支援する場を活用することも考えていただければと思います。

                  校長 久保田 耕司