岩倉北は100%です
- 公開日
- 2020/03/27
- 更新日
- 2020/03/27
校長室から
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため,3月5日から京都市立の全学校園が臨時休校となりました。授業日では12日間の休みとなりました。全国の学校がお休みになり,各メディアが一斉に取り上げたので,臨時休業がとても長いように感じるかもしれませんが,今年度の授業日は204日の予定でしたので,実質6%の休業です。逆に言えば,94パーセントの学びと成長についてはほとんどふれられずに,6%の休業で1年間のすべてを失ったかのような報道がなされているように映ります。
では,その休業となった6%は,本当に「失われた時間」なのでしょうか。一人一人の学びが全く失われ,成長がストップしてしまったのでしょうか。この12日間で見えた児童の姿を紹介します。
一つ目は,「特例預かり」で学校に来ていた児童の姿です。朝8時30分に登校し,そこから健康観察を行い,1日の計画を立てて,自分が持ってきた課題をそれぞれで始めます。正に「黙々と」がぴったりの学習態度です。休憩時間には,校庭で縄跳びをしたり,走ってみたりする姿も見られました。休憩後は再び,学習をはじめ,11時30分ごろにNHKの学習動画を見て,お昼になります。午後の部は,各教室で昼食をとり学習が始まります。午前の部と同様に3回の学習,1回の休憩と動画視聴を行い,1日のまとめをして3時30分に終了します。
二つ目は,「自宅待機」で,自宅で過ごしていた児童の姿です。自宅待機は,一人一人の過ごし方が違うので,紹介が難しいですが,パトロール中に出会った児童に臨時休業中の様子を聞いたところ,「毎日2時間勉強をして,宿題は終わって,お母さんに新しいドリルを買ってもらって,がんばっている!」と元気な答えが返ってきました。普段の宿題で毎日2時間勉強して,足らないからとドリルを買ってもらうことはなかなかありません。熱心に学習に取り組んでいる様子がうかがえました。
また,別のある児童は,「お家の人が忙しいので,お昼ごはんを作るのが自分の役割です。楽しく家族のお昼ご飯をつくっています」と,勉強の様子だけでなく家での役割をしっかりと果たしている姿も教えてくれました。
このような児童の姿を見たときに6%の臨時休業は,「失われた時間」ではなく,一人一人が自立にむけて「得ることができた時間」であったと思います。もちろん,学校での学習ができずに力をつけきれなかった,友達と遊ぶ時間が減ってしまったかもしれません。それでも子供たちは,どんな1日であっても日々成長し,次の学年にむけての学びをすすめているのだと思います。この1年間で一人一人がしっかりと学び,成長をしていると感じています。
保護者の皆様,地域の皆様,94%と6%合わせて,100%の令和元年度の岩倉北小学校を支えてくださり誠にありがとうございました。来年度も引き続きご支援・ご協力をお願い申し上げます。
校 長 三浦 清孝