2020未来を語る
- 公開日
- 2020/02/02
- 更新日
- 2020/02/02
校長室から
いよいよ2020年,オリンピックイヤーがスタートしました。また,学校においては,新しい学習指導要領の全面実施の年度ともなります。学習指導要領が改訂される理由として,『近年,グローバル化や,スマートフォンの普及,ビッグデータや人工知能(AI)の活用などによる技術革新が進んでいます。10年前では考えられなかったような激しい変化が起きており,今後も,社会の変化はさらに進むでしょう。進化した人工知能(AI)が様々な判断を行ったり,身近な物の働きがインターネット経由で最適化されたりする時代が到来し,社会や生活を大きく変えていくとの予測がされています。このように社会の変化が激しく,未来の予測が困難な時代の中で,子供たちには,変化を前向きに受け止め,社会や人生を,人間ならではの感性を働かせてより豊かなものにしていくことが期待されています。子供たちが学校で学ぶことは,社会と切り離されたものではありません。社会の変化を見据えて,子供たちがこれから生きていくために必要な資質・能力を踏まえて学習指導要領を改訂しています。』と述べられています。
では,2020年の現在を過去の人々はどのように予測(予想)をしていのたでしょうか。それを知ることができる資料として,1970年大阪万博の三菱未来館の展示があります。三菱未来館は,「50年先の未来を紹介するパビリオン」として,円谷英二氏の監修のもとに,50年後の「日本の四季・空・海・陸」をテーマに2020年の未来を予想しています。それぞれのブースではいかにして,人類が自然をコントロールして未来を実現していくのかが描かれており,最後に誘導される「あなたも参加する」ブースでは,体験型アトラクションとして「未来のくらし」を感じることができるようになっていました。その中では,「未来のくらし」として,1日4時間労働,自動健康管理,自動調理機,電子チェア,世界中のテレビ中継受信,自家用ヘリコプター,プールつき住宅等の「夢のような生活様式」が紹介されていました。
2020年の現在,実現されていることもあれば,そうでないこともありますが,この50年間の中で,私たちは「自然を人間がコントロールすることができない」ことや,インターネット(5Gへの移行)の普及にともない,国家レベルではなく個人レベルでも世界の人々との結びつきを強く意識することの重要性を学びました。
現在,未来の予測が難しいのは,1970年のように社会全体が一定の方向性をもって未来を描くことができると考えていた状況から,「世界中のあらゆるもの同士がつながり,リアルな世界とサイバー空間が融合するSociety 5.0」の社会への移行にともない「個別に最適化された」社会の実現が進んでおり,単一的な未来を描きにくいことが難しさの理由の1つにあると思います。
未来を描くことが難しいからこそ,2020年の岩倉北小学校のテーマを「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と社会的包摂)」をかなえる “IwakuraKita Elementary School promotes Diversity & Inclusion Education”」として,一人一人の夢の実現にむけた学校づくりをすすめたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
校 長 三浦 清孝