学校日記

学習発表会とキャリア教育

公開日
2019/11/30
更新日
2019/11/30

校長室から

11月20日(水)の令和初めての学習発表会はいかがでしたでしょうか。多くの地域・保護者の皆様に参観いただき感謝申し上げます。子供たちも教職員も一人一人が気持ちをこめて表現をすることができました。
さて,「学習発表会」ですが,学校教育の分類では,「特別活動」の中の「学校行事」に属するものです。「学習発表会」で育てたい「資質・能力」を新学習指導要領から見ると,
〇「知識及び技能」でつけたい「資質・能力」は,
・問題を解決するための話合いの進め方
・よりよい合意形成や意思決定の方法
・協働して実践するための役割分担の方法

〇「思考力,判断力,表現力等」でつけたい「資質・能力」は,
・解決すべき問題を発見する力
・よりよい合意形成や意思決定する力
・様々な場面で,多様な考えもつ仲間と協働しようとする力

〇「学びに向かう力,人間性等」でつけたい「資質・能力」は,
・仲間との関わりの中で,人間関係を主体的によりよいものにしていこうとする態度
・よりよい発表づくりのために,一人一人が自覚して問題を解決しようとする態度
・自分と仲間のよさを生かし合いながら協働して活動に取り組もうとする態度

これらのつけたい「資質・能力」を意図的・計画的に育てるために「場面」と「役割」を設定することができるのが,学校行事のよさです。また,運動会から学習発表会にいたる,「苦労をともに乗り越えた成功体験を共有する」ことが行事と行事をつなげる意味(意図)でもあります。
学習発表会は,「劇」を発表するものではなく,「学んだこと」をどのように発表するのかというプロセス自体が「学び」(上に示した「つけたい資質・能力」)になります。本番に「大きな声で発表できたか」は,本番の一場面を切り取る評価であり,学習発表会の評価ではありません。そこに至るまでの「姿(キャリア)」を知っている仲間と認め合い,お互いに評価することで,自己肯定感を高めていくことが学習発表会の評価です。
岩倉北小学校では,一人一人の学びの「プロセス」を記録するために,学年の段階に応じた「学習発表会ノート」を作成しています。目標達成に向けたプロセスの自己理解と他者評価を記録することで,自己実現に向かう一人一人の「キャリア」を記録するものです。12月の個人懇談会の時に「運動会ノート」と合わせてお示ししますので,お子様の「キャリア発達」をご覧いただくとともに,ぜひ,ご家庭でも「プロセス」という一人一人ががんばってきた道筋(キャリア)をほめていただきますようお願いいたします。
校長 三浦清孝