夏休みこそ
- 公開日
- 2019/07/22
- 更新日
- 2019/07/22
校長室から
いよいよ令和初めての夏休みです。先日,2年2組で公開授業研究会を実施しました。この授業は,特別活動・学級活動(3)の内容で,「一人一人のキャリア形成と自己実現」をめざすものです。特に,本授業では「イ 社会参画の意識の醸成や働くことの意義の理解」に焦点をあてて実践をすすめました。
授業は,「夏休みこそプラスワン」を題材に設定し,1学期に自分の「プラスワン」(なりたい自分になるための行動目標)の振り返りから始まりました。ここでは,「できなったこと」の反省ではなく,「やろうとおもったこと」「やってみたこと」「できたこと」など,自分自身が「やってみよう」と思いをもったことや行動したことについて振り返り,自らの「プラスワン」の姿を「キャリア」として自己理解をすすめました。
その中で,学校だけでなく家での「プラスワン」にも気づき,これまでの自己の「キャリア」を生かし,夏休みに挑戦してみたい「プラスワン」のテーマとして「お手伝い」を設定しました。そして,もう1つの視点を加えて,1学期の学びを生かし,本当の自分の力をつけるためには,「先生がいなくても自分でやろうとすることが大切である」と捉えて,夏休み「こそ」やってみたい「お手伝い」を自分自身で「決める」授業展開としました。
この授業では,夏休みにどのような「お手伝い」を選んだのか,どれだけできたのかという「結果」ではなく,何を考えて「お手伝い」を選ぶのか,どれだけやろうとしたのかという「プロセス」に重点をおいています。
子ども達が目指す「なりたい自分」とは固定した1つの職業や姿ではありません。1つの目標に直結した行動のみを,また,その結果だけを肯定することは,子ども達の思考や行動を制限し,無限の可能性を奪うことにつながります。子ども達の将来にあるゴールは1つではありません。今は,固定した1つのゴールを目指して一直線にすすむのではなく,様々なプロセスを経ながらすすみ,また,休憩したり戻ったりしながらも大小のより多くの壁を越えることが大切であると思います。
夏休みは,「先生」のいない時間です。この自分と向き合い,自分で考え行動することのできる大切な「時間」を,夏休み「こそ」の「機会」であると捉えて,「なりたい自分」に挑戦してほしいと思います。
2年生の授業では,「夏休みこそ」で「お手伝い」をテーマにしましたが,他の学年でも学年ごとに違うテーマを設定し,「夏休みこそ」のチャレンジを一人一人が決め,明日からの夏休みに入ります。
「夏休みこそチャレンジ」についてご家庭では,子ども達が選んだ内容や結果ではなく,なぜそれを選んだかを楽しみながら共有し,チャレンジしようとしている姿を応援してください。そして,「できなかったこと」の反省や指導,「できたこと」の評価だけではなく,「やろうとしている」ことを「やろうと考えているとき」や「やっているとき」に最大限評価し,「前向きな姿」であると肯定的に認めてください。
夏休みこそ,結果ではなくプロセス,また,プロセスは行動ではなく,考え始めところからと捉え,「今やろうと思ったのに…」は,考え始めたサインとして大いに認め「じゃ,がんばって!」と無条件で応援をお願いします。
校 長 三浦 清孝