学校日記

「YATTEMINA」の2019

公開日
2019/01/07
更新日
2019/01/07

校長室から

2019年がスタートしました。皆さんは,どのような「平成最後の」冬休みをすごしたでしょうか。2学期の終業式でもお話したように,平成最後の,次の時代にふさわしい2019年の目標を立てることができたでしょうか。
岩倉北小学校では,2017年4月に「やってみよう」の合言葉を掲げ,何事にも挑戦する姿を大切にしてきました。ともすると学校では,「やるべきこと」が絶対視され,「やってみよう」とする意欲や行動を軽視する傾向があります。しかしながら,これからの社会を「豊かに生きる」ためには,決められた課題や目標を達成するだけでなく,自分は何をしたいのかを明確にし,そのために自ら行動する「主体性」を発揮することが強く求められています。そこで,「やってみよう」に呼応して「やってみいな」と支えられる学校でありたいと考え,「YATTEMINA」を岩倉北小学校の新たな合言葉としました。
「やってみよう」に応えるのならば「やってみいな」で意味は十分に通じるのですが,岩倉北小発信の世界的な言葉になってくれたらと考え,「MOTTAINAI(もったいない)」や「OMOTONASHI(おもてなし)」にあやかりローマ字表記にしてみました。
「MOTTAINAI(もったいない)」も「OMOTONASHI(おもてなし)」も世界に通用する日本の文化を示す言葉であり,日本語で表現することが適切な言葉です。もちろん,無駄を省くことや物を大切にする意識,来訪者を接待する行動はどの国にもあり,特別なものでありません。しかしながら,同じように見える行動をわざわざ「MOTTAINAI(もったいない)」や「OMOTONASHI(おもてなし)」としているのは,なぜでしょう。
「MOTTAINAI(もったいない)」は,環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性のワンガリ・マータイさんが,2005年の来日の際に感銘を受けた「もったいない」の日本語が始まりです。環境問題で重要である「環境 3R(Reduce(ゴミ削減)・Reuse(再利用)・Recycle(再資源化)」だけでなく,「+Respect」つまり,かけがえのない地球資源に対するRespect(尊敬の念)が込められている言葉が「=もったいない」であるとして,「MOTTAINAI(もったいない)」が世界的に認められるようになったのです。
また,「OMOTONASHI(おもてなし)」については,IOC総会で東京オリンピック招致のアンバサダーである滝川クリステルさんが,プレゼンテーションの中で使われた「お・も・て・な・し」が始まりです。来訪者に対する,その場での「接待」行動ではなく,対象になる人が目の前にいなくても「心遣い」や「敬意」を含めた部分を大切にし,誰しもが当たり前のように実践する日本の文化を示すものとして世界的に通用するようになった言葉です。
岩倉北小学校の「YATTEMIINA(やってみいな)」も,子供たちの前向きな学びを支える2019の合言葉(学校の共通語)として学校づくりをすすめたいと思います。
校 長  三浦 清孝