夏休みと言えば,「宿題」ですが…
- 公開日
- 2018/07/23
- 更新日
- 2018/07/23
校長室から
明日,24日(火)から待ちに待った夏休みが始まります。今年度は,8月26日(日)までの34日間の「休み」になります。
さて,「夏休みになったら…」といろいろと「やりたい」ことがたくさんあると思います。岩倉北小学校のモットーの一つである「やってみよう」を行動にうつすことのできる絶好の機会でもあります。普段,時間がなくてできなかった「やってみよう」に挑戦することも「夏休み」の存在理由の一つです。
さて,上のタイトルにもありますが,夏休みと言えば,まず思いつくものが「宿題」です。「宿題」自体は「やってみよう」という前向きな気持ちになりにくいものだと思いますが,そんな中で,私が担任の頃からずっと「おすすめ」している「夏休みの宿題」が2つあるので紹介します。
1つめは,「絵日記」です。「絵日記」と言えば低学年の定番の宿題と思われがちですが,実は高学年になるほど「絵日記」のもつ「宿題」としてのパワーが大きくなるのです。
絵日記の基本は,1枚の紙の上半分に事柄の「絵」,下半分に「文章」となります。それぞれにポイントがあり,まず,ポイントの1つ目は,上半分の「絵」です。これは「写真」や「動画」を選択していない時点で,写実的に描写できているのかどうかは二の次となります。つまり,絵日記で紹介する「事柄」の中心を「切り取り」,意図的に「デフォルメ」して描写されたものが「絵」となるわけです。誰の手も借りず,作者にしか表現「できない」ものであり,まさに「世界に一つだけ」のものとなります。ポイントの2つ目は,下半分の「文」です。随筆や感想文ではなく,事柄の「起承転結」を限られた文字数で表現されたものが絵日記の「文」になります。しかも「オチ」や「学び」「思い出の想起」ができる「文章」ですので,作者「らしさ」を感じることのできるものとなります。
さらに上半分の「絵」と下半分の「文」のマッチングの「妙」こそが「絵日記」の独自性を高め,デジタル社会における「情報発信能力」の育成,「個性の伸長」につながるすばらしい題材であると考えています。つまり,「絵日記」は単なる夏休みの「定番」宿題ではなく,「作品」としてのすばらしさを感じることのできるものであると思っています。
おすすめの2つ目は「毎日川柳」です。1日終わりに「五七五」の17文字(音)で「ふりかえり」をするものです。この17音で「事柄」を表現するという技法は日本語独自のもので,しかも汎用性が高く,奥深い表現も可能となります。また,全編を通し読みをすることで夏休みを「ダイジェスト版」で捉えることもできます。5音7音5音のたった17音の言葉の組み合わせから生まれる無限の可能性に触れることのできる質の高い題材であると思っています。
以上の2つが私の「おすすめ」です。一人一人が自分の「やってみよう」にすすんで挑戦することで,有意義な夏休みを創ってほしいと思います。
“Have a great summer vacation.”
校 長 三浦 清孝