今月のうた
- 公開日
- 2012/03/10
- 更新日
- 2012/03/10
校長室から
感動的な6年生を送る会も終わり,卒業まであと8日となってしまいました。いろいろなことを考えながら選ぶ,校長室前の 今月のうた をお知らせいたします。
珍しき 春にいつしか 打ちとけて まづ物言うは 雪の下水
源 頼政
校長室前に解説を掲げていますが,年に一度訪れる 春 を珍しい客ととらえています。その 春 に打ち解けてはじめにお話をするのは雪解けの水だと歌っています。客と打ち解ける,春になって雪が解けるの「解ける」をかけているのです。
作者の源 頼政は源氏の中は珍しい歌の名手です。また御所に現れた妖怪「鵺(ぬえ)」を射殺して退治した「文武」に優れた武将でした。驕る平氏に反旗を翻しましたが戦いに敗れ,宇治の平等院で自決します。しかしこれが一つの契機となって,源氏が平氏を倒すことになっていきます。
今年の大河ドラマは「平 清盛」です。本校の近くには,清盛ゆかりの若一神社,それから,源為義の墓所などがあります。おそらく頼政も夏ごろにはドラマに登場することでしょう。ことのついでに,職員室前には,平氏の 薩摩守忠教 と源氏の 八幡太郎義家のうたも挙げておきました。
どの歌も 春 をうたう素晴らしい作品です。(ついでに,写真は雪の中に咲き始めたザゼンソウです)