子どもの声
- 公開日
- 2011/05/31
- 更新日
- 2011/05/31
校長室から
我々校長,教頭は,子どもが給食を食べる前に必ず「検食」を行います。その日出来上がった給食を点検するためです。「給食が出来上がって,子どもたちが食べる前」ですから,おおむね12時頃になります。先日,「検食」を済ませた私が,教職員の給食を職員室に運ぼうと,おかずや食器の入った箱を持って廊下を歩き始めた時のことです。
私の前を1年生の子どもたちが,重い給食のおかずやご飯を持って歩いていました。ちょうどこの時間は,1年生の給食当番が,先生に連れられて給食の準備を始めるころです。こちらを振り向いた1年生の子どもが不思議そうな顔をしていましたので,ことの次第を説明しました。
「今日は,校長先生も給食当番です。」と。そしたら,驚いたことに,重たい食器,おかずを運んでいる子どもたちがわざわざこちらを振り返って,「大変やなぁ」,「がんばってね」と励ましてくれるのです。
励ますのは,こちらのほうなのに,それも自分が重たい荷物を運んで当番をしているのに,それを忘れて私を励ましてくれる。あまりに嬉しい出来事に言葉を失いました。
自分の大変な仕事を忘れて,人の心配をしてくれる,子どもの心の不思議さを体験しました。