雨上がりの霧
- 公開日
- 2012/09/17
- 更新日
- 2012/09/17
中川校の自然
9月15日(土)中川を中心とする周辺で局所的な雨がありました。午後2時過ぎから4時頃まで2時間で4mmを観測しています。この雨の影響で,写真のように山に霧が出ました。9月7日の谷にできる朝霧と違い,雨上がりの高湿度(ほぼ100%)の状態で山の斜面を蒸発上昇したものと思われます。
もう少し詳しく説明しますと,おそらくそれまで晴れていて山斜面が暖められていたところに暖かい雨が降ったと思われます。周りや雨が暖かいので蒸発しやすく上昇しようとしますが,実は,蒸発するときに周りから気化熱を奪います。つまり,周りを冷やしてしまうのです。水蒸気がどんどん発生し,湿度がほぼ100%に達したころ,先に蒸発して上昇を開始した水蒸気(湿度が高いので飽和状態に近い)は次の水蒸気の発生の影響で熱を取られて冷やされます。そのため,水蒸気でいられなくなって細かい水の粒として姿を現します。これが雨上がりの山の斜面などで発生する霧です。もちろん,谷から斜面を上っていく局所的な気流(風)も上昇や蒸発を手伝っていますよ。
ここでよく見ていくと,発生しているところと発生していないところがあることに気付かれると思います。同じ山の斜面といえども,局所的な場所場所によって条件が一緒ではないのです。