気付かぬ間に繁殖
- 公開日
- 2012/09/06
- 更新日
- 2012/09/06
中川校の自然
上の写真は,清滝川の堤防沿いや中川八幡宮に咲いているタカサゴユリです。一見すれば白花ですからテッポウユリと見間違えそうです。しかし,開花時期といくつかの点で違いが見られるのです。
タカサゴユリは,中川では8月から9月にかけて咲きますし,上の写真のように花の外側に淡い紫色の筋が走っていること,下の写真右下のように葉が細長いことが特徴です。テッポウユリは,6月から7月にかけて咲きますし,花は白一色,葉はもっとはばの広い葉となります。
タカサゴユリは台湾原産,テッポウユリは南西諸島産で,ともに,栽培用として入ってきていますが,タカサゴユリは生命力が旺盛で,種が発芽すれば,2年目には花が咲きます。もっとも1年目はあることに気付かないくらい見た目は成長しません。球根(鱗茎)を成長させることに専念するようです。他のユリは種からとなるともっと長い年月が必要なので,栽培するのに,大抵球根(鱗茎)で増やすことを考えれば,このユリの繁殖力の強さがよく分かるかと思います。中川でも放置すれば,10年も経たないうちにタカサゴユリが繁茂するでしょう。ただ,ユリは,繁茂する=ウィールスに侵されて死滅するという両面を備えていますので,大群落になることはないようです。いわゆる連作障害のようなことを起こすのでしょうね。ただ,何らかの理由で花粉交配がなされているようで,新テッポウユリなるものが出現してきているそうです。