キリギリスの仲間なのに飛んでいる
- 公開日
- 2012/08/29
- 更新日
- 2012/08/29
中川校の自然
上の写真は,中川のこの時期によく見られる「ヤマクダマキモドキ」で,キリギリスの仲間なのです。キリギリスの仲間の多くが草むらに居て,茂みの中に落ちることで逃げられるように身を守っているのですが,このヤマクダマキモドキは違います。窓ガラスに止まっていたり,土の上を歩いていたりします。結構目立つところでも平気で過ごしています。なぜでしょうね。実は飛ぶことができるからなのです。私も捕まえようとしましたが,あっちに飛んで逃げ,こっちに飛んで逃げしてちょっと時間が掛かりました。長距離を飛べませんので捕まえることはできます。
さて,「ヤマクダマキモドキ」を漢字に当てはめると「山管巻擬き」となるでしょうか。山は里に対して使われる言葉で,ここ山地を表しています。管巻きは本来,織機と関係ある言葉ですが,その音からクツワムシの別称として使われている言葉です。擬きは字のごとく似て非なるものを表す言葉です。つまり,山にいるクツワムシと見間違えてしまう虫というところでしょう。
下の写真左を見ると愛嬌のある顔に見えませんか。私だけでしょうか。下の写真右下の部分をご覧ください。この尾端の形からオスだと判断できます。メスは鴟尾(しび)を寝かせたような産卵管を持っています。