職員室来訪虫その3
- 公開日
- 2012/08/10
- 更新日
- 2012/08/10
中川校の自然
職員室を素早く飛び回っている上の写真の虫。職員から,「教頭先生,これはハチですか。」「うん,ちがうな。羽音が大きいからアブかな。」近づいて,「おう,ムシヒキアブや。」と言うなりムシヒキアブより素早く網を取って,御用。かわいそうにまた掴まってしまった虫君です。
さて,このムシヒキアブの名前は「シオヤアブ」といいます。シオヤとは塩屋のことで,オスの腹端に生えている白い密な毛を塩に見立てたからです。下の写真右でお分かりのように,このシオヤアブは白い毛がありません。つまり,メスということになります。
ところで,このシオヤアブは,大変どう猛な虫です。葉などの視界の開けたところにとまり,通過する獲物を待ちかまえます。獲物が通過したら素早く追いかけ,一撃のもとに急所に口吻を刺します。相手は,えっ?と思った瞬間にやられています。獲物の中には,あの名ハンターのオニヤンマもいれば,一刺しで毒を注入して倒すスズメバチも含まれています。いかにすごいアブかおわかりいただけると思います。しかし,不思議ですよね。毒がないから急所を刺すわけですが,ここが急所だとどうしてわかっているのでしょうね。下の写真左の顔を見てください。何とも痛そうな針に見えませんか。たまに,人にも刺すことがあるそうですのでお気をつけください。