プールでおぼれかけていた水生昆虫
- 公開日
- 2012/07/18
- 更新日
- 2012/07/18
中川校の自然
本校教職員が朝のプール点検中におぼれかけている写真の昆虫を発見。すぐに教頭先生へ。教頭先生は,パッと見るなり,袋に入れて,デジカメでパチパチ。
この昆虫は,ヘビトンボ(ヘビトンボ科ヘビトンボ亜科)です。翅に黄色の模様がついていることで明らかです。ところで,上の写真を拡大した部分の黄色丸内の赤いものは何でしょうね。これがわかれば,生き物をよくご存じの方々です。ダニの仲間で,タカラダニの幼虫と思われます。人に影響があるとは聞いたことがないですが,虫などの小型動物にくっついて宿主の体液を餌として吸っています。
話を戻しまして,水生昆虫として水中生活のイメージが強いのに,おぼれるとは何ともかっこわるい話ですが…。実は,幼虫は水の中で暮らしていますから水の中は得意ですが,成虫は陸上で生活していますのでプールに運悪く落ちればおぼれるでしょうね。
幼虫は孫太郎虫(まごたろうむし)と呼ばれ,黒焼きにしたものを疳の虫に効くとして民間薬で利用されています。清流の石の下などに潜み,他の水生昆虫などを食べるどう猛な虫で,あごが強く(下の写真拡大内)噛まれれば相当に痛いです。毒を持っていませんのでご安心を。ところで,学校で見つかったということは,生物指標から,清滝川が大変きれいな水となるのですが…,幼虫じゃないのでたまたまもっと上流からたどり着いたのかもしれません。
さて,ヘビトンボという名前については,よく言われているのが,捕まえようとしたら,左右の大あご(下の写真黄色枠内の黒い部分が大あごの先)でがぶりとかみついてくる習性がまるでへびようようだとのこと,翅が細長くトンボのようだということから来ているそうです。でも下の写真黄色枠内の頭だけを見ていると何となくへびが想像できるのは私だけでしょうか。