学校日記

新年にあたって

公開日
2013/01/10
更新日
2013/01/10

校長室から

 私の好きな俳人に「種田山頭火」という人がいます。放浪の俳人で「分け入っても 分け入っても 青い山」「こころ疲れて山が海が美しすぎる」など多数の作品を残しています。その数は1万数千といわれているほどです。山頭火の人生を語るには私ごとき人間ができることではありませんが,ただ,山頭火の言葉の中で,自分が共感しているもの,こうありたいと思っていることを自分自身にもう一度問いかけるとともに,子どもたちにも問いかけてみたいと思っています。

 山頭火の随筆「私を語る」の中に「本来の愚に帰れ,そしてその愚を守れ」と記されています。
 また,昭和11年の年頭所感に「芭蕉は芭蕉,良寛は良寛である,芭蕉にならうとしても芭蕉にはなりきれないし,良寛の真似をしたところで初まらない。私は私である,山頭火は山頭火である,芭蕉にならうとも思はないし,また,なれるものでもない,良寛でないものが良寛らしく装ふことは良寛を汚し,同時に自分を害ふ。私は山頭火になりきればよろしいのである,自分を自分の自分として活かせば,それが私の道である。」と記されています。
 これらの言葉は何を意味しているのか,読む人の心によって受け止め方は違ってくるでしょうが,私自身は「自分らしく,自分を活かせ」と感じています。背伸びすることなく,しっかりと地に足をつけ,自分を見失うことなく歩んでいくことの大切さを感じています。
 今日から,冬休みを終えた子どもたちが登校してきす。原点に立ち戻って,子どもたちとともに歩んでいきたいと思っています。
 皆様の温かいご支援,ご協力をお願い申し上げます。