京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/11
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「子は鏡」
 けなされて育つと、子どもは人をけなすようになる  とげとげした家庭で育つと、子どもは乱暴になる  不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる  「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは惨めな気持ちになる  子どもを馬鹿にすると、引っ込み思案な子になる  親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる  叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう  励ましてあげれば、子どもは自信を持つようになる  広い心で接すれば、キレる子にはならない  褒めてあげれば、子どもは明るい子に育つ  愛してあげれば、子どもは人を愛することを学ぶ  認めてあげれば、子どもは自分を好きになる  見つめてあげれば、子どもは頑張り屋になる  分かち合うことを教えれば、子どもは思いやりを学ぶ  親が正直であれば、子どもは正直であることの大切さを学ぶ  子どもに公平であれば、 子どもは正義感のある子に育つ  優しく思いやりをもって育てれば、子どもは優しい子に育つ  守ってあげれば、子どもは強い子に育つ  和気あいあいとした家庭で育てば、子どもはこの世の中はいいところだと思えるようになる
 有名なドロシー・ロー・ノルト博士の「子は親の鏡」という詩です。何度読んでも新鮮に感じますし、その通りだと思います。
 さて、入学式が終わって一週間が経ちました。この間、11日には「新入生を迎える会」が行われ、その後も学年ごとに様々な集会や学年道徳がもたれてきました。どの取組も素晴らしかったです。特に「新入生を迎える会」と2年の「学年道徳」が強く印象に残っています。入学式は教師主導で進めますが、「新入生を迎える会」は生徒が企画・進行します。楽しい中にも秩序があり、新入生はきっと『二条中学校は、あったかいいいところだ』と思ったことでしょう。また、今年度最初の2年の学年道徳では、生徒がどんどん発言を連ねました。
 「生徒がいいから…」確かにそうかもしれません。しかし、中学生が放っておいてあれだけの集会や授業が出来ることはありません。当たり前のことですが、教職員の指導があってのことです。
 「素晴らしい生徒さんですね」新入生を迎える会のあと、今年度来た先生から聞きました。「素敵すぎる!!!」学年道徳の翌日の学級通信に、授業に真剣にそして積極的に取り組む生徒の姿を見て、今年度来た先生がそう書いていました。
 教職員の取組の成果が生徒の姿を通して表れるのが教育です。自校の教職員を褒めて恐縮ですが、生徒がよいのはこれまでの本校の教職員の指導の結果です。今年度赴任してきた教職員も、既に二条中学校のスタッフの一員として、これからは一緒に子どもたちをもっと伸ばしていきましょう。「子どもは教職員の鏡」でもあります。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top!〜

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「信じること」
 6日(金)、平成30年度が始まりました。
 朝、登校してきた或る男子生徒にいつもの通り「おはよう!」と声を掛けたところ、彼はニコニコして寄ってきて意外にもこう言いました。「校長先生、いよいよ始まりましたね。」
 大好きな先生が異動し、不安で残念な気持ちと闘って過ごした春休みだったと思います。部活動等に励む中で何とか気もちを切り替えたのでしょう。また、ついに進路の問題から逃げられなくなったという気持ちもあったのかもしれません。そうして迎えた始業式です。3年生になったその生徒の決意が表れた言葉であると理解しました。
 始業式では、多くの生徒が私の話を大きく頷きながら聴いてくれているのが分かりました。話の一つひとつに頷いてくれる生徒(人)が居ると、自分の声が確実に相手に届いていると実感できるので、とても話がしやすいです。
 始業式で生徒にした話の柱は3つです。
 1 一生の宝物となるような人間関係を築こう
 2 確かな学力を身につけよう
 3つめは、以下に示す今年度のキャッチフレーズについてです。
 「You can do it !」〜君たちならできる!〜
 私は、そして全ての教職員は何かあるごとに皆さんに対してこのフレーズを言います。おもに皆さんへの期待と激励ですが、皆さんがサボっている場面なら叱ることであったりもするでしょう。私たち教職員は、皆さんの保護者の方と共に、皆さんがあらゆることにチャレンジし、そのたびに成長していってくれると信じています。是非、私たちの期待に応えてください。
 始業式で語った内容です。信頼関係の第一歩は、こちらが相手を信じることです。昨年度の3年の学年主任が、ある集会で生徒たちに「君たちはこれまで受け持った学年の中で最も信頼できた集団です」と語ったことがあります。学年主任だけではありません。担任の先生方も度々「安心して任せている」という言葉を使っていました。
 20C前半のドイツの哲学者ニコライ.ハルトマンは「人間関係の不思議は、相手の中にあると信じたものが育ってくることである」と述べています。
 卒業した生徒と教職員との関係を観ていて、本当にその通りだと感じていました。「信じている」と言われて悪い気のする人は少ないでしょう。その期待に副いたいと思ったり頑張ったりもすると思います。そうして、教師と生徒の間に深い絆=信頼関係が育っていったのです。教師を信頼しているから学力もドンドン伸びていきました。
 子どもたちの中にあると思う力を信じ、それを引き出し育てたいです。保護者の皆様も一緒に言いましょう。ユー・キャン・ドゥー・イット!〜君たちならできる〜

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「にじょラン」
 おそらく50年以上、当たり前に使われてきた言葉だと思います。言わずと知れた二条城の周りを走るランニングのことです。これまで、いったい何人の二条中学校の生徒たちが、季節と共に風情を変える二条城の周囲を走ってきたことでしょう。
 昨年度、縁あって二条中学校に赴任したことから、私も「にじょラン」愛好者の一人になろうとGWの頃から始めました。
 週に2〜3回夕方に走ります。PTAの会合などがあるときにはその前に走ることにしていますし、デスクワークに疲れたときに走りに出ます。
 1回につき3周走ることに決めて実践してきました。今日までに90回、合計270周走りました。1年間で100回、300周走ることを目標に掲げていますが、GWの頃には何とか目標が達成できそうです。
 ところで、二条城の周りは約1.85km。それを3周走ると5.55km。300周で1665kmになります。札幌から博多までの距離が約1800kmですから、京都からだと、1年間で何と北海道や九州の端まで行けてしまうことになります。まさに継続は力ですね。
 「にじょラン」をしていると、色々なことに気づきます。まずは、外国人観光客の多さです。京都市は、数年前から外国人に人気のある世界の都市のトップレベルにあります。そして、京都市を訪れる観光客の多くが世界遺産である二条城を訪れます。最近は、二条城の方も様々なイベントを企画して観光客の誘致に努めているようです。先日は“よさこい踊り”などの各地の様々な踊り(ダンス)のイベントが行われ、若い学生風のパフォーマーたちとそれを観ようとする人がたくさん来ていました。また、今は城内の桜がライトアップされ、日が暮れてからも毎日多くの人が訪れています。
 体育大会の前や持久走のシーズンには生徒にもよく会いました。もの凄いスピードで抜いていかれますが、何周か走っていると道に座って息を整えている子たちに再び出会ったりもします。「あっ、校長先生。こんばんはっ!」こんな風に挨拶をしてくれた人も多いです。保護者や地域の方に声をかけて頂くことも少なからずありました。
 わたしの「にじょラン」は部活動で走っている生徒のそれと違って、マイペースで楽しみながらやっています。若い勢いのあるランナーにはドンドン抜かれますが、一向に気にはなりません。逆に前の人の背中が近づいてきて私が抜くこともありますが、『抜いてやろう!』と頑張ることもありません。
 こんな「にじょラン」が出来る二条中学校は素敵です。夕方に走れる生徒が落ち着いた環境と日頃の教職員の取組に感謝もしています。
 目標は6900km、ハワイまでの距離です。3年後の退職まで走り続けることが出来れば達成できるかもしれません。

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学校行事
6/27 夏テスト 〜29(金)
6/29 6組 合同球技大会
京都市立二条中学校
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