京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/18
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「愛し愛される関係をずっと…」
 20日(土)に体育館の竣工式を行いました。式は,年度末の学校運営協議会の中で吹奏楽部と茶道体験教室の活動をお披露目する場面が欲しいという要求から生まれました。私も体育館の完成をお祝いしたいと思っていたので,大々的に竣工式を執り行おうということになったのでした。
 主催者は学校運営協議会です。運営協議会会長の式辞から式典が始まりました。来賓祝辞は教育長と上京区長,地域の代表の方からのご挨拶と生徒代表の感謝と決意の言葉に続き,私は学校を代表して「謝辞」を述べました。
 「校長先生の謝辞の内容をもっと多くの生徒や保護者の方に知ってもらいたい。」そういうご意見を頂いたので,中身を抜粋して紹介します。
(前略)生徒を大切に考えて頂いていた例を三つ紹介させていただきます。
 一つ目は,着工早々の頃のことです。渡り廊下部分が工事現場内に入ってしまい,雨の日の校舎移動に傘を差さなければならない状況になりました。ある日,大雨が降り,生徒も教師も移動のたびにずぶぬれになるという状況になりました。早速,教育環境整備室に相談をしましたところ,担当の方がすぐにやって来られて,何と,翌日には仮の渡り廊下が出来上がりました。あの作業の速さには,教職員全員が驚かされました。(中略)
 三つめは,毎日校門に立って工事車両の出入りから生徒を守ってくださっていた岸根さんに関することです。本校の育成学級に通う生徒と心やすくなられた岸根さんは,毎朝,彼と登校時に写真に納まって頂きました。岸根さんのことを「おっちゃん」と慕うその子は,校門に岸根さんの姿を発見すると,全速力で駆けてきました。工事が終わる頃,その生徒に「おっちゃんと会えるのは明日が最後やで」と言うと,その子は「はい,知っています。おっちゃんから手紙をもらいました。」とニコニコしながら言いました。障がいのある生徒を大切に思い,丁寧に接してくださる岸根さんを見て,工事に携わる全ての皆様の仕事に向き合う思いが分かった気がしました。
 最後に,二条中学校の子どもたちが,地域に対してどういう気持ちでいるのかがよく分かる文章があるので紹介させていただきます。
 入学したてで,コロナ休校で家庭学習をしていた頃,近所のおばちゃんに「環境がどうであれ,あなたらしく色んな事に真摯に向き合ってがんばれ。」と言ってもらったことがあった。そのとき,自分を育ててくれたのは親だけじゃなくて,近所の人たちにもお世話になっていて,そう言ってもらえたことに感謝もしてるし,その人の言葉を忘れずに色んな事に向き合っていきたいと思っている。…(後略)…
 二条中学校の生徒たちは,仲間を愛し,教職員を愛し,保護者の方や家族を愛し,地域を愛し,そして学校と学校関係者を愛しています。そして,そのすべての皆様方から愛されてもいます。この関係をずっと大切にしてほしいです。

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