京都市立学校・幼稚園
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「うちの生徒のいいところ」
 先週の修学旅行を通じて,本校の生徒の良いところをたくさん再発見しました。外部の方にすれば「なんや,自慢かよ」と思われるかもしれませんが,敢えて書きます。私は校長として,本校に関わる全ての人に自慢して頂ける生徒や教職員,保護者や地域の皆様,学校をつくることを目指して取り組んでいます。だから今回は,先ずは私が思いっきり生徒の自慢をさせてもらいます。
 まずは集合時です。前に先生が立った瞬間からおしゃべりをする生徒は居ません。縦だけでなく横の列まで整えることにも慣れてきました。常に話し手の目を観て頷きながら聴くことができます。当たり前のことのようですが,なかなかどこの中学3年生でもできることではありません。
 次に代表生徒の話の内容です。これまでは事前に考えた文章を丸暗記してそれを言葉にするのが普通でした。しかし,今年度に関しては「話す内容」だけを考えており,そのとき頭に浮かんだ言葉で話していました。この方が聴く側には届くことを経験から知っており,本校に赴任して以来あらゆる場面で取り組ませてきました。準備期間が短かったこともあるでしょうが,修学旅行で実践できてよかったです。
 更に,規律正しいことです。特にそのことが映えたのが2日目の夕食の場面でした。100人近い生徒と教職員が大広間で食事をします。マスクをつけてやってきた生徒たちは,奥から詰めながら次々と全員が同じ向きで着座していきます。「誰々の隣はイヤ!」だとかと言う生徒は居ないようでした。自分たちの置かれた状況を察して黙々と食事をしている姿は愛おしかったです。
 対照的だったのがレクレーションの場面です。こちらは大いに「楽しんでよいとき」です。誰一人しらける者がおらず,全員が楽しもうとして臨んでいるので自然とよいムードが出来上がりました。チョットしたことが楽しく,些細な発言や行動で大笑いができました。個々が考えてきた出し物も全て面白かったです。
 最後に,もっとも素晴らしかった(いや,「凄かった」と書きたい)のが,2日目の午後に行ったラフティングの場面です。2日目はあいにくの天気で午後になっても寒く,ラフティングに向けて気持ちが上がっていかないのが正直なところでした。体調がすぐれない女子生徒も居たと思います。「見学させてください。」そんなことを言い出す生徒が居ても決しておかしくない状況だったのです。一人が言い出せば一人,また一人…と増えていくものです。ところが,全員がそうすることが当たり前のように参加し,寒さも忘れて大いに楽しみました。「一人残らず参加した中学校は珍しいですよ。」添乗員さんがそう言っておられました。
 これらの行動ができるのは,卒業生たちから引き継いだ精神があるからで,それは2年生以下にも既に備わっていると思います。『この子たちを大切にしたい』改めてそう感じています。いいえ,私のもてる力のすべてを尽くして大切にしていきます。

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