京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/11
本日:count up86
昨日:142
総数:1212571
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
Canvas 描くのは私達

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

画像1
「正しかったと思って進む」
 新聞を読んですぐにエッセイを綴りたくなったのは久しぶりです。京都新聞の朝刊では,現在「検証・コロナ禍」と題してトップ記事で特集が組まれています。その第2弾が昨日の「教育」に関する記事でした。「休校と再開 対応苦慮」と大見出しが書かれ,記事の冒頭には京都府教育委員会教育長の「急な事で驚いた」「本当に必要なのか」というコメントが掲載されています。全体として『休校は,本当に必要だったのだろうか』と訴えかける記事に読みとれます。
 昨年度末から約3か月に渡って学校が休校になり,本来あるはずの生活が目の前からどんどんなくなっていきました。私たちにとっても耐え難い悔しい思いですが,3年間しかない中学校生活を送っている生徒たち,とりわけ今年度が最後の3年生にとっては,その気持ちが更に強いだろうと想像できます。
 先ほども,各顧問の先生が生徒たちに「京都市中学校夏季選手権総合体育大会」の中止を告げていましたが,それを見ているのが辛かったです。顧問も絞り出すような声で事実を告げ,生徒へ思いを述べていました。中には話し終えるや否や,へたり込む顧問の姿もあったほどです。最近よくTVで報道されていた「監督が高校球児たちに夏の甲子園大会中止を告げる様子」が,将に目の前で起こっていました。
 3か月に渡る休校も,学校内外の諸行事の中止も,とてつもなく大きな犠牲を払いました。今後,何とかして失った部分を埋めていく作業を始めるわけですが,そう簡単にいくとは思えないほどです。
 それなのに…,『休校をはじめとする措置は,本当に正しかったのか』と問うとは…,これはそれを経験した当事者にとってしんどすぎます。これまでとってこられた措置に対して,自信をもって「これでよかった!」「それしかなかった!」「正しかった!」と言い切ってほしいと思うのです。
 私は,学校とは,生徒や教職員の笑顔にあふれ,生徒は授業をはじめとするあらゆる場面で活動的であり,明るく楽しいところであってほしいと思っています。そこで,これまで少しでも生徒たちが楽しそうにしている場面,活発に活動している場面をHPにアップしてきました。しかし,コロナの禍中にあってはこれに対しても批判の声をいただきました。そのご意見は十分に理解していますし,それを無視するつもりは絶対にありません。しかし,だからと言って私の中の“学校経営の軸”がブレることがあってはいけないと思ってもいます。私の軸がブレたら周りの者たちは皆,目標を見失い,不安になって前に進むことが出来なくなるかもしれません。
 明日から学校に全校生徒が揃います。これは4月9日以来,約2か月ぶりです。
 コロナウイルス感染予防に十分配慮しながら,すべての生徒が楽しい学校生活を送れるよう全力を尽くしていく覚悟です。皆さんのご理解とご協力を切にお願いします。

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
京都市立二条中学校
〒602-8155
京都市上京区竹屋町通千本東入主税町911
TEL:075-821-1196
FAX:075-821-1197
E-mail: nijo-c@edu.city.kyoto.jp