京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「コメント」
 大坂なおみ選手が全豪オープンテニスで優勝しました。もう何度もTVで特集されていますが何度観ても飽きません。各TV曲も異なる角度から特集を組んでいるようです。第2セットで、マッチポイントを握っていながら逆転された時にはもうダメかと思いましたが、何と第3セットのはじめには気持ちをリセットしていました。彼女が強くなった理由として、メンタル面が強くなったことを挙げる解説者は多いです。私も確かにそう思います。
 彼女の心が強くなったのを知ったのは3回戦の試合です。試合は土曜日の午前中でライブ放送を観ることが出来ました。1セット目を奪われ、第2セットもミスが続いてゲームカウント1−4と大きく負けていました。『これは負けたな!』そう思ってそこでTVを消しました。再びTV画面を見ると、何と逆転しているではありませんか。そこからの攻撃力は圧巻。第3セットは一方的な展開で勝利しました。TVを消したこと、大逆転劇を見逃したことを本当に後悔しました。
 彼女の魅力はその強さ以外にもあります。そうスピーチです。「てんねん…」と言われることもあるようですが、試合後のスピーチが何とも可愛くユニークで、彼女に多くのファンが出来る要因になっていると思われます。優勝後のインタビューの第一声は、しばしの沈黙の後の「ハロー!」でした。そして続けます。「人前で話すことは苦手なんです。」この二言で、観客の心を完全に掴みました。私は掴まれました。そして、対戦相手のグビトバ選手への尊敬の言葉、ボールボーイやボランティアなどスタッフへの感謝など、ここまで聞くともう完全に彼女のファンになってしまいました。スピーチが上手だとは思いませんでしたが、彼女の心の温かさが伝わってきました。
 スピーチといえば、引退した第72代横綱稀勢の里の引退記者会見を思い出します。「土俵人生において、一片の悔いもございません。」涙を流しながら発した言葉です。若乃花以来19年ぶりの日本人横綱として人気を博し、決して逃げることなく一生懸命に相撲をとる姿にファンも多かったです。怪我をしてからは、「一生けん命やってきた」けれども「けがをする前の自分に戻ることは出来なかった」と、こちらも涙しながら語りました。「土俵人生において…」は大坂選手のスピーチとは違って考えに考え抜いて発した内容であると感じました。こう言葉にすることで、自らもそのように思い込もうとしているのではないかと思うのです。
 今月は各学年とも人権学習の中で、外部からの講師のお話を聴く機会が少なくありませんでした。生徒たちが講師の先生の話の内容に心を揺さぶられていることがその感想文から分かります。その人らしい言葉には強い力があります。改めて、一つひとつの発言や言葉を大切にしたいと思うところです。
 サッカーアジアカップ準決勝で、日本は見事強敵イランに勝利しました。次の決勝戦を戦った後、監督や選手がどんなコメントをするのか今から楽しみにしています。

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