京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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「面接練習を振り返って」
 先週から今週にかけて3年生の面接練習をしてきました。私が行うまでに、担任、学年の先生と練習を重ねてきたはずです。どの生徒も大変上手でした。もちろん、普段から服装がだらしない生徒や言葉遣いや態度が悪い生徒はいない訳で、その面では『面接の場面だから特別』という印象は少ないです。
 私はこの面接練習が大好きで、3年生全員やりたいと思っています。それは、面接官という特別な立場で、普段は訊きづらいことや言い難いことを問えるからです。
「欠席日数が多いですが、本校に入学したら毎日しっかりと来られますか。」欠席がちな生徒にはそう尋ねます。「耳が聞こえにくいことで不安があれば言ってください。」「自分に必要な支援を自ら要求することはできますか。」難聴学級の生徒に対してはそんなことも言います。「高校には原級留置という制度があります。勉強はしっかりと頑張れますか。」学習の苦手な生徒には必ず尋ね、決意や意気込みを確認します。
 また、「二条中学校はどんな学校ですか。」これは全員に尋ねます。子どもたちが本校の教育や取組をどのように感じているのかを知りたいからです。
「男女や先輩・後輩の仲が良い」「先生と生徒の距離が近い」という答えの他に、今年度については、「コミュニケーション力に力を入れている学校」や「全校集会でも多くの人が発言できる学校」という回答が多かったです。これも研究活動の成果かと感じ内心で嬉しく思っていました。
 かつて面接は一人ずつ行うものでしたが、最近は企業でもグループ面接が多くなってきました。同じ質問に対して順番に答えさせます。この場合、どうしても他の人の答えが気になるものです。その状況でも自分自身を見失うことなく受け答えが出来たり、自己PRが出来るかどうかが試されるのです。今回の練習の場面でも、人の回答が気になりそれに影響されて“その人らしさ”が出し切れなかった人が居ました。
 「これまでの人生で、あなたが最も大切にしてきたもの(こと)を教えてください。」最後に全員に尋ねる内容です。これについては校長になって以来9年間続けています。「友達」「家族」「両親」などが多いですが、今年度の3年生からは「笑顔」「挨拶」「人を大切にする気持ち」「感謝の心」などがよく聞かれました。理由を尋ねると、人との関係を良好に保つための秘訣だという回答が多く、中学生と言えども深く考えているものだと寒心させられました。
 面接練習終了後、私が評価をしている際に涙する生徒が居ます。緊張感からの解放と安堵感がその主な理由だとは思いますが、評価の内容がその生徒の心を揺さぶることがあるのかもしれません。生徒の発言で、こちらが目頭を熱くすることもあります。本校の3年生が面接で失敗することはないといってよいと思います。
 みんな、“君たちらしさ”を十分に発揮し、自信をもって行っておいで。大丈夫だ!

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