京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「やっぱ卒業生との時は最高」
 毎日楽しく充実した生活を送っていますが、先日そんな中でも特に楽しいひと時を過ごすことが出来ました。平成25年度花山中学校の卒業生が、成人式の日の同窓会に当時の校長であった私までを誘ってくれたのです。
 前日の夜から卒業アルバムを開いて予習をしました。流石に140人近く在籍した当時の学年の生徒を全員覚えていることはなかったですが、「そうそう、こんな生徒が居たなあ。」などと、様々なエピソードも思い出して家族に話したりしていました。
 会場に到着すると、玄関で幹事の女の子が出迎えてくれました。すっかり美しく成長した彼女らと話すのも照れるくらいです。会場に入るとあちらこちらで控えめな声で歓声が上がっているが分かります。「わぉー、校長先生や!」「変わってないやん!」特に反応しませんでしたが内心嬉しく思っていました(笑)。
 会が始まるまでの間も次々と生徒がやってきます。「お久しぶりです。私のこと、覚えてくれていますか。」積極的に来てくれる人たちのことは大抵覚えています。仲間とともにやってきた卒業生の中に2人の当時不登校であった生徒の姿がありました。一人は、卒業式に出席できなかったため、式後その子の家に行って担任の先生と保護者の方の立会いの下で卒業証書を読み上げ手渡しました。聞くと大学生になっているということでした。きっとあの不登校にも意味があったのだと思います。
 当時の校長ということで、開会のあいさつと乾杯の音頭をとらせてもらいました。次のようなことを述べました。箇条書きで綴ります。
 昨晩から卒業アルバムを開いて予習をしていたこと。みんな立派に成長して居て大変うれしく思うこと。特に女子は美しくなっているので話をするのも照れること。すぐに名前が出て来ないこともあるので、会話を始める際には自己紹介をしてほしいこと。当時、不登校だった生徒がこの場に来ていること、それを特に嬉しく感じること。そして、最後は少々荒っぽかったですが次のように結びました。
「自分の信じた道をしっかりと生きていけ! みんなの輝かしい前途に乾杯!」
 会の進行と共にドンドン盛り上がります。あちこちのテーブルに行っては会話を楽しみ記念写真を撮ります。スマホで撮った写真はその場で共有できます。(その操作は、彼らが簡単にやってくれました。)甲子園に出場した生徒が居ました。プロに行くことも考えたらしいのですが、自衛官として頑張っているそうです。「高校野球の練習のしんどさに比べれば、自衛隊での訓練など何でもない。」彼は笑ってそう言っていました。
 5年間で随分と変化があります。母親になっている子も居ました。当時とちっとも変らない子も居ます。往来で出会ったら分からないだろうなと思いますが、話していると直ぐに当時の関係に戻ります。教師にとって、やっぱり成長した卒業生とのひと時は最高でした。
 みんな、ご成人おめでとう。精一杯生きていくんやで!

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