京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「自覚」
 文化祭に向けての取組が続いています。どの学級学年も、合唱や合奏に劇、展示作品づくりなどに本当に一生懸命取り組んでします。
 この時期、特に午後は学校全体がせわしなく動いています。若い頃、この時期の取組が楽しい反面、毎日の活動にとても疲れ、クタクタになって帰ったことを思い出します。特に、学級や学年に生徒指導上厳しい生徒が居る場合には、この時期になると問題行動が増えたりもしました。何とか、その子たちを巻き込んで取組を成功させようと四苦八苦したものです。疲れに疲れたときには、『こんな行事なんてなくて、普段通り授業をしていた方が楽でいいのに…』と思ったこともありました。今思うと、何とも恥ずかしく情けない思い出です。
 学校からこういった行事を取り除いたら、学校教育はどれだけ味気ないものになることでしょうか。行事や部活動を通してこそ培われるものがあります。それらを通して生徒は心を豊かにし、体力をつけ、仲間や先生方との付き合い方(人間関係づくり)を学びます。今、そしてこれからの若者に望まれる力は将にこうした行事や部活動の中でこそ身に着けられると考えます。また、本番での大成功が子どもに達成感・成就感と集団への帰属感を与えます。そして、その中で自分は活かされているという「自己有用感」を生むのです。中学生にとってはこの気持ちが特に大事です。
 先週の金曜日、3年生が学年合唱の練習をしている場面を観に行きました。
 整然と整列した堂々たる態度、凛とした表情、学年集団全体が発する“ヤル気”、1・2年の練習では見られなかった空気が講堂に満ちていることを感じました。練習はまだ始まったばかりです。合唱そのものには伸びしろを感じましたが、『いいものを作るんだ!』という意思の“みなぎり”がひしひしと感じられ心を熱くさせられました。
「みんなの歌う姿を観て『3年生になったなあ』と感じました。去年の3年生をカッコいいと思ってきました。君たちの中にも同じように思っている人は少なくないと思います。でも、今のみんなの姿もカッコいいです。皆さんの中に、全力を発揮したい、自分たちの力で文化祭を成功させたいという“自覚”を感じます。その“自覚”が皆さんを大きく立派に見せています。そして、君たちが、今そんな状態にいることがとても嬉しいんです。」
 そんな話をしました。なぜか途中から声がつまり、不覚にも涙を零してしまいした。
“自覚”が人を、そして集団を成長させます。3年生に限ったことではありません。学級活動や部活動の場面もしかりです。1・2年生も、自分の置かれている立場をしっかりと “自覚”し、その立場ですべきことに全力を尽くしましょう。そうすることが個人や集団の大いなる成長に繋がるはずです。大いに期待しています。

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