京都市立学校・幼稚園
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「家族との時間」
 久しぶりに校長室の机に座ってPCに向き合っています。実は、閉鎖期間も何人かで庭木の水やり当番を決めています。特に、本校名物のカナリーヤシには大量の水が必要です。もう50歳以上になっていますので、大きな茶色の葉が目立ち始めてきました。この樹を枯らしては大変です。この思いは教職員に共通で、特に暑い夏の間は当番制で水やりに来ることに決めているのです。
 今朝は激しい雨が降ったのでその必要はなかったのですが、予定していたので来ることにしました。学校はひっそりとしています。でも職員室で仕事をしている先生が一人居てビックリしました(笑)。
 今週に入って学校は閉鎖期間になっています。この間くらい、教職員には家庭でユックリとしてもらいたいです。私も色々と楽しませてもらっています。好きなゴルフに行きもしましたが、大抵は家の仕事です。お精霊(おしょらい)さんを迎えに行き、墓を掃除し仏壇の掃除とお盆の飾りつけをします。毎年のことですが、両親がやっていたことをいつの間にか私と妻がするようになりました。
 今朝は、雨が止んだ後で下の息子と二人で大文字山に登ってきました。大雨が降ったせいで、例年よりは登山者が圧倒的に少なかったです。それでも本校の生徒や保護者の方にも出会いました。大男が二人、猛烈なスピードで登るのを見て驚かれたのではないかと思います(笑)。
 既に就職活動を終えている二男は4月から家を出ることになります。そんなことが心のどこかにあるからか、ゴルフや買い物に一緒に行ったりと、この数日はこの息子と過ごすことが多かったです。妻は私以上に意識しています。昨日は、久しぶりに上の息子と愛犬“檸檬”も一緒に家族4人と一匹で小旅行を楽しみました。「二十歳を超えた息子が両親と一緒にこうした時間を過ごすのって珍しいんやで!」ボソッと長男が言ったその一言が強く印象に残っています。確かにそうかもしれません。自分がその年齢の頃、休日には殆ど家に居なかったことも思い出しました。
 「近い将来、お前ら(息子たち)の嫁さんや子どもたちと一緒にこんな時間を持てることが楽しみやわ!」わざと少しずれた言葉を返しました。
 学校閉鎖期間はもうしばらく続きます。教職員だけでなく、生徒の皆さんにも家族と過ごす時間を大切にしてほしいと願っています。生きていく上で大事にしなければならない基本的な価値観を身につける場面は、やはり家庭だと思うからです。
 「お父さんとお母さんに大事にしてもらったし、きっと僕らも家族を大事にすると思うわ!」二男がボソッと口にした言葉を嬉しく重く受け止めました。
 ただ、妻も私もその言葉にはコメントをせず、受け流した形になってしまいました。正直に言うと、二人ともどう言えばよいのか分からなかったのかもしれません。

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