京都市立学校・幼稚園
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「心得ておきたいこと」
 1学期が終了しました。この4か月間にも色々なことがあり、そのたびに生徒も教職員も大いに学び成長したと思っています。強く残っている思い出は、やはり今年も修学旅行と体育大会です。どちらも、生徒の動きが立派で他校や保護者、地域の皆様方に対して誇れるものでありました。しかし、実はその陰に隠れた教職員の動きを嬉しく誇らしく感じています。二条中学校の教職員は、決してサボろうとしません。自分に与えられた役割をきっちりとこなし、そのうえで、当たり前のように自然に他の仕事を手伝います。学校には「先生」と呼ばれる人ばかりが勤務している訳ではありません。色々な職種の人がその立場を越えて協力し上手く機能しているのです。本校のよいところは、養護教員も管理用務員も事務職員も、また図書や理科実験の支援員、SCなどもみな教員と同じように一生懸命に行事の準備をし、積極的に生徒に関わって指導をし、そして本番の取組(行事)を愉しむところです。
 生徒と教職員との間は温かい信頼関係で結ばれています。親しく接してはいても、決して友達のような関係ではありません。この関係は、教職員と保護者との間でも言えます。PTA活動の場面では、役員の方と気さくに話しますが、それらの方は常に教職員に対して尊敬の念をもって接して頂いています。
 先輩方から受け継いだ生徒や保護者とのこのよい関係を損なわないようにしなければなりません。この関係こそが今の二条中学校の素晴らしさを作っている根源だと考えるからです。生徒が二条中学校の生徒であるという誇りを感じるのと同様に、私たちも二条中学校の教職員としての誇り、保護者としての誇りをもち続けたいものです。
 いささか堅苦しく抽象的な内容になりました。また、自校の教職員や保護者を褒めることになり、自画自賛だと笑われているかもしれません。いつもの生徒や教職員、保護者の方の動きが見える具体的なエッセイに戻しましょう。
 昨日の全校集会でも述べましたが、サッカー部の行動が市民の方から大きな評価を受けました。練習試合の帰りにバスに乗ったそうですが、後から乗って来られたお年寄りにサッと席を譲ったというのです。それも、実にハキハキとした言葉づかいでテキパキとした行動と態度だったということです。当たり前のことなのですが、誰もがそう簡単にできることではないとも思います。
 それを観ておられた方が感心されて、中学校名を尋ねられ翌日学校に電話をくださいました。これまでの教師生活で、乗車態度がよくないということで電話を頂くことは何度もありましたが、こういった嬉しい内容の電話は初めてでした。
 基本的に、「評価」というのは人からしてもらうものです。また、評価はいつ何時、誰がどこでしてくださるか分からないものでもあります。だからこそ、どんな場面でも正しい行動、誇りある美しい生き方ができるよう努めたいものです。

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