最新更新日:2024/05/17 | |
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜
「ホッとが半分 悔しいが半分」
「メダルが獲れて“ホッ”としている気持が半分です。でも、金メダルを狙ってきて、獲れそうだったので悔しい気持ちが半分です。」ピョンチャン五輪のノルディック複合ノーマルヒルで2大会連続銀メダルを獲得した渡部暁斗選手のインタビューが印象的でした。また、同じようなことをジャンプの高梨選手、スピードスケートの小平選手が言っていたことも強く心に残っています。 高梨選手が銅メダル獲得の瞬間に涙したのを見て、思わずもらい泣きしそうになりました。高木選手と小平選手のスピードスケート1000mの競技を『いけー!頑張れ!』と念じて見守りました。ピョンチャンとの間には時差がないため、今大会はライブで観戦出来るのも嬉しいですね。 彼らがオリンピックに向けて取り組んできた練習内容とかけてきた時間は、我々の想像を絶するものだと思います。また、期待されればされるほど大きくなるプレッシャーとの戦いも相当なものだったはずです。長くソフトテニス(はじめは軟式テニス)という競技をしてきました。自分なりに頑張ってきたという自負もありますし、それを通して勝つ喜びも負ける悔しさも味わってきました。そして、試合のたびにプレッシャーとも戦ってきました。私でさえそんなだったのに、彼らは世界一を目指して戦っているのです。その重圧が想像を絶するものだと書いた理由です。 重圧から解放され帰国した選手が「今一番したいことは何ですか」という問いに対して次のように答えていました。伊藤選手「温泉に入りたい」。高梨選手「お布団に入ってぐっすり眠りたい」。是非、ゆっくりと心身の疲れを癒してほしいと思います。 さて、私立高校入試が終わり、明日は公立高校前期選抜です。 3年生の多くは、今晩から再びプレッシャーと闘わなければなりません。今は世界と戦うことと無縁な彼らにとってはこれ以上大きなものはないでしょう。どうぞ、それに押しつぶされることなく踏ん張り、乗り越えてほしいと思います。しんどいのは自分だけではありません。クラスの仲間も、学年の友達も、そして、もっといえば、ライバルとなる他校の3年生も同じなのです。 オリンピックのメダリストたちのインタビューを聴いていて、もう一つ共通点があることに気づきます。 「これまで支えて頂いた方へ感謝の気持ちで一杯です。何とかメダルが獲れて、少しは恩返しができました。」 3年生の皆さん、皆さんの周りには保護者の方や先生方など、皆さんを支えてくれている人がたくさんおられます。一緒に戦う仲間の存在と同様に、その人たちの存在と感謝の気持ちを忘れず、明日以降も全力を尽くしてください。皆さんを応援する一人として、私からも心からエールを贈ります。粘れ! 逃げるな! 頑張るんやで! |
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