京都市立学校・幼稚園
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「チームモラル」
 学校が本格的に動き出しました。授業も放課後や休日の部活動もです。今回は、土曜日や日曜日に部活動の練習を観ていて思ったことを綴ります。
 さて、どの学校のどの部でも、取り組んでいる練習の内容はあまり変わりません。でも、結果として勝てる部と勝てない部があります。もちろん、その部の伝統とか入部してくる生徒の質とかが大きく関わっていることは間違いありませんが、それだけでもないように思うのです。
 最近、テニス部の練習を見ていると、少々失礼ですが『ようやくこのレベルまで来たか』と感じています。長くテニスに関わってきた者としては、ここへきて急に『アドバイスしたく』なっています。「こういう場面では、この場所にこういうボールを打つと効果的だよ」これまではそんなアドバイスをしても、その意味が理解されなかったり、すぐに実行できなかったりしたため控えてきました。顧問の先生の粘り強い指導と子どもたちの活動が部をここまで引き上げました。さあ、これからです。
 秋の大会ベスト4の男子バスケットボールと野球の練習からは別のものが見えてきます。全員が同じ練習をしていますが、その練習の目的や効果、力を入れるべき瞬間を十分に理解した上で“きちっと”取り組んでいる人とそうでない人が見られます。毎日の練習ですから、この違いは結果に大きく影響すること間違いありません。
 10年程前、元サッカー日本代表監督の岡田武史氏の講演を聞いたことがあります。彼はその中で次のようなことを言いました。「新しいチームを率いる際、最初にランニングをさせるようにしている。グランドを何週か周らせたとき、平気でラインの内側を走る選手が多いチームはだめだ。反対に、全員が決められたことにきちん取り組む“チームモラル”が徹底している部なら、成長させるのに時間はかからない。」
 バレー部の練習に目を移します。技術的・体力的には引退した3年生と比べて劣っているようです。でも、練習に向かう意気込みと態度、声出しなどのムード作りでは負けていません。顧問の先生の指導によるところが大きいのでしょうが、チームを育てる大切なものです。最近はメキメキと力をつけているのが素人目にも分かります
 「真面目に」とよく使われます。この意味を深く考えなければなりません。先生に言われたことを忠実にこなすのも「真面目」だと思いますが、もっと突っ込んで、チームの全員がその意味や目的について理解して主体的に取り組める、そんな真面目さをもったチームなら、きっと早く上達するだろうと思うのです。
 部活動のことを書いてきましたが、学習に対しても同じです。時間を守る。忘れ物をしない。提出物を出す。宿題をする。そのことの大切さと必要性とを理解して実行する人はきっと伸びます。「何を小難しいことを。ちょっと位いいじゃないか!」そんな些細な気持ちが二条中学校の生徒集団(チーム)のモラルを崩すので要注意です。

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