京都市立学校・幼稚園
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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『集団の成長過程』
 昨朝は、校門で今年度初めて自分の息が白くなるのを見ました。一気に冷え込み、早朝は寒いくらいです。一方、生徒の中には半袖のカッターシャツで登校する者も居り、『元気やなあ〜!』と声をかけつつ『風邪ひくなよ』と心の中で念じているところです。
 さて、昨朝から生徒会本部役員に立候補した人たちが校門に立って自己PRを始めています。まだ少々照れくさそうではありますが、「○○です。宜しくお願いします!」と声を張っています。折しも、世の中では衆議院の解散による総選挙の真っ只中です。生徒は今回の選挙をどう見ているのでしょうか。家庭や授業の中でそんなことにも触れてみてほしいと思います。選挙権が18歳まで下がって、もう3年もすれば選挙権(参政権)が得られるのですから国の政治にもそろそろ興味を持ってほしいものです。
 本校の候補者たちは、様々な場面で活躍する先輩の姿を見て『自分もあんな風にやってみたい!』と感じて立候補したのでしょう。1年生のポストが2つありますが、そのどちらにも3人の候補者が立ち激戦になっています。選挙にも3年生の強い影響力を感じます。3年生を中心とした現執行部の人たちは実にしっかりしています。行事のたびに司会や挨拶、発表をする態度や姿、その内容に驚いたことも一度や二度ではありません。また、先日の文化祭でのオープニングに観られるとおり、健全な楽しみ方と楽しませ方も知っています。彼らの楽しそうに活動する姿と、しっかりと生徒を引っ張っていく牽引力と行動力を見てきたからこそ次の人材が育ってきたのです。
 昨日、体育館では幼稚園児との交流が行われました。家庭科の授業の1つで、全市の各中学校で実施されるようになってもう7〜8年になると思います。
 普段は「可愛いな」と感じる中学生たちが随分と逞しく見えます。中には一緒に来ておられる幼稚園の先生と変わらない印象を受ける生徒も居るほどです。中学生にしてみれば、“遊んであげる”という気持ちで交流を始めるのでしょうが、いつの間にか幸福な気分になっている自分に気づくはずです。これは『自分が人の役に立っている』という満足感で、“自己有用感”と言います。年齢の上の者が下の者の“あこがれの存在”となり、そのことで“自己有用感”を感じてどんどんよい集団へと育っていくのです。反対の現象も起こりもします。こちらの方が想像しやすいかもしれません。先輩がいい加減な態度でいると後輩は『あんなふうにはなりたくない』としか思いません。または、先輩の悪い部分を見習って、よくない伝統が生まれてしまいます。
 「素晴らしい生徒さんたちですね」保育所の先生からそう言ってもらいました。たまらなく嬉しいです。先輩と後輩、先生と生徒、互いに刺激し合って、“てっぺん”目指して更によい学校を創っていきたいものです。

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