京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「本来の目的に向けて」
 朝晩が涼しく、学校生活にとって最高の季節がやってきました
 さて、9月に入って、特に昼からは校長室にじっとして居られなくなりました。太鼓の音や合唱の歌声が校内各所から聞こえてくるからです。教師になって以来、私はこの時期のこの雰囲気が大好きです。生徒と一緒に劇や合唱、楽器演奏や展示作品を作り上げる営みによって、クラスや学年がグッと高まるからです。生徒は毎日忙しくて大変でしょうが、実は教師の側もけっこう疲れます。これまで経験してきた学校では、この時期に体育大会も行ってきたので更に忙しかったです。
 多くの学校では、クラスや学年の中に、取組に全く参加しようとしない生徒が居たりもします。そんな生徒と教師がぶつかることは勿論ありますし、クラスで生徒同士が揉めることも少なくありません。そんなときや明日のことが気になりだすと、眠れない日が続いたりもします。
 これまで約1か月間、本校生徒の取組を観てきました。サボる人、いい加減な態度で臨んでいる人を一人も観ていません。これは、教師になって以来初めてのことで、私にとっては嬉しいどころか感激的な驚きです。
 特に、コンクール形式でない合唱は、純粋にクラスや学年、全校の結束力を高め、芸術性を追求するという本来の目的のみに向かって取り組まれており、生徒もそれを理解して一生懸命に練習する姿に、純粋に心を動かされてきました。また、和太鼓によるパフォーマンスで音楽発表会に参加する難聴学級の生徒たちの“本気さ”にも心を打たれました。当初は『コンクール形式にすればよいのに!』と思ったりもしましたが、そうしなくても生徒が本来の目的を理解し、それに向かって取り組めることを知った今ではもうそうは思わなくなりました。
 劇づくりや合唱づくりに直接関わってきた頃の、“不安と期待で前夜は寝られない”という経験はもう出来ませんが、それでも校長として「文化祭」の成功を願って、やはり“ワクワク”と“ドキドキ”とは感じています。
 これまで数えきれないくらい練習してきた成果を、本番のたった一回に精一杯発揮してほしいと思います。生徒のその真摯な姿が、私たち観る者の心をまた大きく揺さぶることでしょう。
 「文化祭」が終わると、3年生の生活は、本格的に受験中心になっていきます。だからこそ、全力を注ぎ込み、心地よい疲れを伴った充実感を味わってほしいです。そして、そうして蓄えたエネルギーをもって受験に向かってほしいと願っています。
 劇や合唱、楽器演奏や展示は、それ自体を成功させることも大切ですが、その先に、クラスや学年、学校という集団の力を高めると共に、生徒一人ひとりの力を伸ばすという大切な目的があります。既にそのことを理解して実践している本校生徒を誇りに思いながら本番までの取組を見守りたいと思います。

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