京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「生徒を愛すること」
 多趣味な私のそれの1つに映画鑑賞があります。とはいっても、最近は映画館に行くことは少なく、ほとんどDVDを鑑賞します。8年前、そのために50インチの大画面TVを買ったのですが、それはいつも妻に占領されて専ら自室の小さな画面で観ています…(笑)…。
 以前にも書きましたが、私は寝る時間を割いてでもDVDを観ます。話題の映画は大概観ますが、最近は邦画に惹かれています。(これも前に書きました。)
 先日、宮沢りえ主演の『湯を沸かすほどの熱い愛』を観ました。とってもよかったです。予想以上の感動に、床に就いてからも何度も様々なシーンを思い出し、あれこれ考えて結局寝不足になりました。家族の在り方をテーマにした作品で、複雑な家族構成の中で暮らす人たちを通して“人を愛する”ということについて深く考えさせられます。そういえば、最近の映画では家族がテーマになっているものに強い印象が残っています。『そして父になる』『海街ダイアリー』がそれらです。『そして父…』は子どもの取り違えというあってはならない不幸な出来事から、そして『海街…』では、父の死がきっかけで三姉妹で暮らす家族のもとへ、母親の異なる妹がやってくるところから家族の在り方について考えさせられます。最近の日本の社会では複雑な家族構成の家庭が増える一方です。きっとこうした現実がこれらの映画作りの背景にあるのでしょう。
 『湯を沸かす…』の主人公は血の繋がっていない娘に対してそれはそれは深い愛情を注ぎます。厳しくも深く強い愛です。まだ観ていない人も居るでしょうからあまり詳しくは書きませんが、人生において決して逃げることを許しません。しかし、その厳しさの奥にある深い愛に気づいたとき、観る者の心を強く動かします。ある人が手話を使って道を尋ねるシーンがあります。娘が2度目の大きな試練に立ち向かう場面で『あー、そういうことか』と構成の上手さにも関心させられました。
 厳しい、強い、激しい、深い、熱い、…、「愛」ということばに続くのはこれらの形容詞であって、優しいや弱い、浅いや冷たいはそぐわないですね。「愛する」とは、何が何でも徹底的に最後まで面倒を見ることです。中途半端は許されません。宮沢りえの演じる“双葉”はそんな人物です。だから観る者は彼女に惹かれるのだと思います。
 教育実習生に対して、オリエンテーションで次のように言いました。「中途半端な気持ちで教師を目指すなら、今からでも遅くない。やめた方がよい。」
 学校が(教師という職業が)「ブラック企業」だと言われています。人に関わる、人を育てる教育には時間がかかるものです。しかし必ず、それは卒業式の日かもしれません、『やっててよかった』と思えます。教師は素晴らしい職業です。大きな行事が続きます。厳しく強く激しく深く熱い愛情をもって目の前の生徒に接したいものです。

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