京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「送り火の日の大文字登山」
 今年も朝から大文字山に登ってきました。昨年は下の息子と一緒でしたが今年は一人です。大学生にはまだこれを習慣化するほどの考えはないようです。
 一人だと登りながら色々なことを考えます。父に連れられて登った子どもの頃のこと、結婚が決まった夏、妻の父親が送り火を観に来られ私の父と三人で登ったこと、子どもが生まれ家族で遠足気分で登ったこと、息子の友達を何人か連れて登ったこと、すべてが“いい思い出”です。他にも思い出すことがあります。実は49歳までは走って登っていました。50歳の夏、『もう無理はせんとこう』と歩いて登ることにしました。でも、今も自身に付加をかけています。“家を出て1時間以内で帰り着く”です。当然、かなりの早足になります。登る時間帯が遅くなると登山客が多くなってこれができません。ここ1〜2年は、特に急な上り坂がしんどくなってきました。平坦なところでその分をとり返すようにしています。『いつまで続けられるかなあ』『その時のペースで登ればええやん』『80歳くらいまでは登るで!』などと考えられるのが一人登山の面白いところです。
 もう一つ、大きな楽しみがあります。知った顔に出会うことです。近所の人は勿論です。少しずつ様が変わります。お嫁さんやお孫さんを連れていたりします。同級生や先輩後輩にも出会います。「おう、久しぶり!」この時は交わす挨拶も異なります。教育委員会の人たちや教え子にも出会います。一人で登っておられたり家族連れであったり…。こういう出会いが何とも楽しい登山です。「おはよう!」「こんにちは!」「ぼく、もうちょっとやで!」「えらいなあ、小っちゃいのによう登るなあ!」「泣かんとがんばり!」こういう性格ですから、何かしら言葉かけをしながらの下山です。(因みに、登りの際は体力精神力ともいっぱいいっぱいの状態なので「おはようございます!」の一言しか言えません)
 ご先祖様の霊を迎えに行き、墓の掃除をし、14日の昼は、和尚様に我が家で食事をしてもらいます。今年は父に代わって弟が一緒でした。15日は一日中のんびりと過ごします。そして16日を迎え、朝から大文字山登山です。この後は仏壇周りの片づけをして夜の送り火を迎えます。もう何年も同じような日々の繰り返しです。1年なんてアッという間です。でも、この1年の間に変わったこともあります。昨年末に父が亡くなり今年は初盆を迎えました。仕事上では転勤し二条中学校の校長としてお盆を送っています。同じようなお盆の生活ですが、決して同じではありません。
 日常も同様です。同じような日常の中に必ず変化があります。その変化に気づき、それをプラスにできるよう大切にし、丁寧に対応していかなければなりません。今、目の前にいる生徒たちと教職員、保護者・地域の皆様の力になれるよう精進して参ります。大文字山に登りながらそんな決意もしました。

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