京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「新しい夏」
 先生と一緒に子どもたちがステージ上に出てきました。緊張している様子が客席まで伝わってきます。楽譜台と椅子の位置を入念にチェックします。生徒が着席しました。アイコンタクトで先生とコミュニケーションをとっています。『大丈夫かい?』『ハイ、OKです』そんな感じでしょうか。
 舞台証明が入りました。指揮者の先生がこちらを向きます。当然のことながら先生も緊張しています。『さあ、いくよ!』『はい、いつでも大丈夫です』各パートリーダーと、これもアイコンタクトでのやりとりです。
 曲がスタートしました。上々の入りです。課題曲の2番を選んでいる学校が圧倒的に多いのですが、使っている楽器や曲のテンポが違ったりでアレンジが少しずつ異なっています。盛り上がりも上手く作れました。大きなミスはないように感じました。自由曲カルメンが始まります。もう何回も聴いた曲ですから、自然と身体がスイングしだしました。見ると、周りの人たちもリズムに合わせて体を動かしておられます。しっかりと聴衆の心を捉えました。
“タンタッタ タンタン・タッ タタタタン・タンタタタン・タンタタタン”終盤のメインテーマのところでは胸が熱くなりました。上出来です。会場からも大きな拍手が贈られました。先生と子どもたちとの満足げな表情が、照明が消える直前に見えました。
 みんながホールの外に出てきます。泣いている子たちも少なくありません。極度の緊張感から解放された安堵と力を出しきった満足感からくる涙です。こういう時の子どもたちは本当に美しいです。何百回も練習してきたのはこの瞬間を味わうためなのかもしれません。記念写真の撮影です。もう涙はありません。とっても爽やかな笑顔です。特に3年生の表情が輝いています。逞しくなった気もします。厳しい練習に耐えながら後輩を指導してこの瞬間を迎えられたことで心身が成長したのだと思います。
 たった6人で約40人の後輩を引っ張ってきました。強い学校のバンドなら1年生が舞台に上がることはほぼありません。でもこの6人は、多くの1年生たちを指導し、引っ張ってこの舞台まで連れてきたのです。これはとっても尊いことだと思います。
 「校長先生、いつも応援してくださって本当に有難うございました。」
 後日、3年生の6人がお礼を言いにやってきました。顧問の先生も一緒です。
 残念ながら目標にしていた色の賞は獲れませんでしたが、彼らの功績は大きいです。彼らが頑張ってきたことに間違いはないし、この3年生たちの魂は確実に後輩たちに引き継がれるはずです。これからも学校や地域のコンサートがあるので、是非ともそちらで頑張ってほしいと思います。そんなことを伝えました。
 今も階上から吹奏楽の練習の音が聞こえています。運動部同様、新チームでの練習です。ばんがれ、二条中のみんな! 新しい夏が始まっています。

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