京都市立学校・幼稚園
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「教師と生徒がつくる空気感」
 教室に学校独特の空気感が戻ってきました。昨日から各教室で授業が再開されてそう感じたところです。これまで実に長い時間を要しました。はじめて臨時休校となったのが昨年度の3月5日以降です。以来,約3か月間「休校」は続き,学校から独特の空気感が消えました。この間,卒業式や入学式,修了式や着任式・始業式は行うことができました。また,春休み中の部活動も実施できたし,5月18日から2週間は,学年別登校日や学習相談日を設けて生徒が自主登校をしてきました。しかし,学校独特の空気感を感じることはできませんでした。この空気感は,教師と生徒とが教室の中で授業をする時にこそ出来上がるのだということが,昨日はっきりと分かりました。
 「生徒主体の授業」,「教師ができるだけしゃべらない授業」,よい授業の見本としてよくそう表現されています。しかし,それでも授業の舵取りをしているのは教師であり,教師の目指す方向(授業の目標)へと生徒たちを導いているのです。
 すべての学級を見て回りました。生徒の人数は半分です。音楽の授業では歌うことが禁じられています。今年度初めての授業なので,まだオリエンテーションのような授業がほとんどでした。しかし,教師がイキイキとして活動していました。生徒たちも,本当に久しぶりの授業のなかで,教師の話を全身で受け入れようとしている印象を受けました。教師も生徒も学ぶことに,届けることに,学習に,授業に,そして,学校生活に飢えていたことがよく伝わってきました。
 学校再会の日,学年別集会で次の通り述べました。「学校に行けない“しんどさ”を学んだ君たちは,そのことによって,学校で学ぶ大切さを知りました。家庭学習の大事さにも気づけたと思います。また,学校で先生や仲間と一緒に行動する楽しさやその大切さにも改めて気づけたことだと思います。だから,3か月間の空白の部分を十分に取り返せると思うのです。」そして昨日,それが実現可能だと実感した次第です。
 「起立・礼・着席」の挨拶から始まって,本時の目標と展開の提示,教師の発問とそれに答える生徒の声。おそらく教師も生徒も1時間の授業を懐かしく,楽しく,そして本当に大切なものに感じたことだと思います。この気持ちを卒業まで持ち続けてこれからの授業に臨んでもらいたいです。
 太平洋戦争のとき,学校へ行きたくても行けなかった人たちが,その後の日本を「世界第2位の経済大国」にしたように,今の子どもたちがつくる未来は,実はとても明るいのかもしれません。その頃の社会がどのようなものなのか,想像もつきませんが,きっとこの子たちはやってくれると信じて,教師として彼らを大いに鍛え,教え育み,寄り添いながら共に成長していきたいと思います。
 教師と生徒がつくる「独特の空気感」を今後も感じ続けたいです。これまで当たり前にあった授業の雰囲気,教室から聞こえてくる教師の声,これこそが学校です。

令和2年度 学校いじめ防止基本方針

本年度の学校いじめ防止基本方針を掲載させていただきます。

令和2年度 学校いじめ防止基本方針

令和2年度 小中一貫構想図

本年度の小中一貫構想図を掲載いたします。

令和2年度 小中一貫構想図

令和2年度 学校評価年間計画

本年度の学校評価年間計画を掲載いたします。

令和2年度 学校評価年間計画

令和2年度 学校教育目標

 
 本年度の学校教育目標を掲載いたします。

 令和2年度 学校教育目標

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「学校再開に向けて」
 我が教師人生において,こんなテーマでエッセイを書くなんて思いもしませんでした。今年度,3学年が揃って学校生活を送ったのはたったの1日です。しかもまだ生徒が一同に揃う場面は一度も作れずにいます。全校集会が大好きな私にとってはそれが残念でなりません。というのも,全校集会は,一つのテーマについて同時にみんなで考えることができるという点で,学校という組織にとっては大変意味のある場面だと考えているからです。現状からすると,まだ当分の間は難しそうですが,一日も早く全校集会ができるようになってほしいです。
 5月18日から2週間にわたって生徒の自主登校による「学習相談期間」を実施してきました。学年によって差はありましたが,特に3年生の出席率は高く,学校生活を待ち焦がれていた様子が感じられます。学校が再開されるにあたって,彼らの気持ちに応えられるよう全力を尽くそうと決意を新たにしています。
 この間,全国中学校体育大会や近畿大会,府大会の中止や吹奏楽コンクールの中止が決定されました。学校関係者にとって身近な多くの大会やイベントも次々と中止されるに至り,気になっていることがあります。それは,一旦止めてしまうと,次に再開しようとしたときに必要なエネルギーは,継続してきた場合の何倍も必要になるだろうということです。こんなことを書くと不謹慎だと思われるかもしれませんが,大会やイベントがなくなるとその準備や運営に掛ける労力や時間も必要なくなるので,その面では楽です。そこに“落とし穴”があるのです。一旦“楽(らく)”を味わってしまうと,多くの人間は再び“しんどい”ことに向き合えなくなりがちだからです。
 今後,例年の行事をどうするかを決めなければならないことが幾つも起こるでしょう。その際,「やるか止めるか」でなく,「どうしたら継続できるのか!?」という論点で議論したいと思うのですがどうでしょう。生徒会やPTAの活動においても同様です。「安全を確保しながら,どうして継続するのか」そういう議論をしたいものです。
 接触を避ける,話合い活動を避ける,合唱や合奏に気を付けるなど,新型コロナウイルスは,これまで私たちが学校教育で大切にしてきた活動をどんどんさせないようにします。接触を避けるのは,自分や相手がウイルスをもっているかもしれないと疑っているからです。新型コロナは「人を信じて心を開こう」と言ってきたこれまでの仲間づくり,集団づくりのあり方を否定するもので,生徒や教師の結びつきを切り離そうとする何とも悪質なウイルスです。こんなものに負けてはいられません。
 自主登校が始まる前,「学校に来るの,楽しみか?」という私の問いかけに「ハイ,すっごく楽しみです。」と,瞳をキラキラと輝かせてそう語った生徒らを失望させるわけにはいきません。これまで築いてきた生徒や教職員との絆はそう簡単に断ち切れるものではありません。それを信じて,さあ,思い切って再スタートを切りましょう。

6月1日(月)〜6月5日(金)の給食の返金について

 本校では,すでにお知らせしているように,6月1日(月)より,学校教育活動を段階的に再開することになりました。6月5日(金)までは,午前中授業を行い,昼食をとらずに下校することになりますので、給食についても実施されないことになります。
 給食を予約されたご家庭については、6月1日〜5日については自動的に手続きが行われますので、保護者の方にしていただく手続きはありません。
 給食費は支払方法(コンビニ払込票,クレジットカード払い)に関わらず、予約システム上の残高へ5月末までに返金されることになります。

 また、予約システムにて、返金処理後の残高や入出金履歴を確認することができます。
 予約システムへログインされない方は、お手元の「ログインID」を用意し、給食システムコールセンター(052-732-8948)へお問い合わせください。
 
 ※返金額の計算方法
   取消回数5回の場合
   310円×5回=1550円 となります。
 

『学校の再開について』

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 このたび,政府による緊急事態宣言並びに京都府知事による休止要請が解除されたことを受け,6月1日から学校を再開することになりました。

 6月1日(月)〜12日(金)までの間を「ウォーミングアップ期間」として位置づけ,登校日や登校時間帯を分散するなどして取り組みます。詳しくは以下の通りです。

 なお,学校再開後も当面の間,ご家庭のご意向で子どもたちの登校を控えられる場合も「欠席扱いとは致しません」ので,ご連絡をお願いします。

〇ウォーミングアップ期間について〇
(1)6月1日(月)
  学年ごとに登校時刻を分散し,講堂でオリエンテーションを行います。
(2)6月2日(火)〜5日(金)
  各クラスを半分に分け,一日おきで登校し午前中授業を行います。
(3)6月8日(月)〜11日(木)
  2つのグループを午前・午後の2部授業体制にして,毎日登校します。
(4)6月12日(金)
  全校生徒が登校し終日授業を実施します。

〇6月15日(月)〜〇
  通常の学校教育活動を再開します。部活動も条件付きで実施します。

※登校時間帯など詳しくは「配布文書」ボックスの文書(「学校の再開について」)でご確認ください。
 この文書は,「新型コロナウイルス感染対策」の文書と一緒に,本日お子達にもたせております。


「休日参観」延期のお知らせ

 6月7日(日)に予定されておりました「休日参観」については、「体育大会」同様に秋以降に延期させていただきます。
 
 ※5月の「二条中だより」では実施予定となっておりましたが、訂正させていただきます。
 

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「笑顔が輝く学校」
 昨日,久しぶりに生徒が登校しました。「教育活動再開に向けた準備期間」としての位置づけで,希望性によるものですが,実に多くの生徒が登校しました。子どもたちが2か月半に渡る休校に“しんどさ”を覚えていたことが窺えます。
 感染のリスクがなくなった訳ではない状況で子どもを迎えるのですから,教職員の側にも緊張感がありました。しかし,生徒と会えることは,その不安感よりもずっと大きな充実感があることを再認識しました。生徒と過ごしていると,それまでの日々より圧倒的に時間が速く経つように思いました。6月を迎えると次はいよいよ学校再開です。一気に普段通りとはいかないでしょうが,昨日は確実に学校が元に戻っていくことを実感できる一日となりました。
 昨日発行された3−3の学級通信の中に掲載されていた生徒の文章を紹介します。テーマは「3年生になって」です。担任の先生が「明日,提出してください。」と言ったきり休校になってしまって紹介が遅れたようです。これを書いた生徒も,3年生になった頃のことではなく休校中の心境を綴っています。
 いよいよ3年生という最上級生という年になりました。行事も部活も何事も最後だという,その実感がありません。今の世の中はコロナウイルスのことでいっぱいで,学校の登校日も少なく,この春の友達との学校生活の思い出を一つも作れなかったということが,私にとってはショックであります。また,不安でもあります。1年生の部活見学もなく,私はまだ自分が2年生であるように思えます。部活の夏季大会が終わればきっと引退ですが,もしかすると,今年は1年生との顔合せや大会に出ることなく引退になるのではないかと思うと,胸が苦しくなります。学校に行けなく,先生や友達とも会えず,毎日通っていた通学路がなんだか懐かしく思えてきました。私は,このコロナウイルスが起こったことで,学校での生活,友達とのたわいない話,いつも通っている通学路などの場所や行動一つ一つがが大切なことだと教えてくれたようにも感じます。また,家族と話す機会が増えたことは嬉しいです。『中学校生活に後悔なく,卒業式をみんなで迎えたいです。』今の私の将来の夢です。
 中学生にこんな文章を書かせてしまったことを一人の大人,教師として反省しなければなりません。ウイルスを拡散させた国や水際で食い止められなかった我が国を恨んでも仕方ありません。当初,『遠いところで起こっている話だ』と思っていた自分がいます。どんどん拡大していく感染に驚き,事態が我が身に迫ってきて初めて慌て,恐怖を感じました。この経験を無駄にしてはいけません。文章中に「コロナが,何気ないことが大切なことだと教えてくれた」とあるように,プラスへと考えていきたいです。状況は,確実に良い方向へ向かっているように思えます。今の状態に気を抜かず,一日も早く昨日のような生徒の笑顔が輝く学校生活を取り戻したいです。

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