京都市立学校・幼稚園
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「自覚して自信へ」
 先週の「公開授業・研究発表会」から1週間がたちました。「えっ、まだ1週間?」『もう、ずっと前のことのように思う』正直な気持ちです。思えば、先月末から全人同教三重大会での発表、上京区140周年事業での発表、そして冒頭の発表と、広く校外に発信する発表の場面が多く、生徒や教職員、そして、保護者の方には忙しい思いをさせてきました。そうそう、PTAではフェスティバルでのコーラスの発表もありました。そして、そのどれもで好結果を得、生徒や教職員、PTAが大きく豊かに成長する姿を見られたと喜んでいます。
 「オープニングのビデオが面白くてよかったです。私は劇で今まで以上に上手に演じることができました。研究報告会は、アンケートの結果をもとにして先生が分かりやすく説明されていたと思いました。エンディングの手話コーラスは、練習の時よりもいいものになりました。みんなが一つになって大きな声で歌えたと思います。意見交流では、違う学年の人の意見を聴けたので良かったです。」
「違う学年の発表を聞いて、1年2年前の自分たちの学年のことを思い出した。当時に比べて、一人ひとりがしっかりと意見を持てて、それを他の人に伝える力もついていると思う。これも教職員の方々のおかげだなと思う。少しずつだが、時間をかけて、自分たちは成長しているんだなと実感することができた。良い時間だったと思う。」
 3年2組の学級通信から拾いました。
 本校の研究報告会の最大の特徴は、その場に生徒が居ることです。研究主任は生徒に向けて話をします。課題と研究内容、その成果を生徒と教職員とで共有するためです。併せて、それを保護者の方にも知ってもらいます。これが本校の研究報告で、自信をもって行っています。当日のアンケートからその部分の感想を拾いました。
 「衝撃の一言でした。研究発表はこれまで何回も見てきましたが、生徒の前で研究報告をすることはなかったのでびっくりしました。先生の方から、生徒に“どうなってほしいか”を伝えていて、生徒と一緒に学校を創っていこうとする姿勢が見られました。」
 「生徒の前で研究発表をするところをはじめてみました。先生方が思いをひとつにして、こういう方向でみんなの力を伸ばそうとしていることが、生徒・保護者に大変良く伝わってきました。とてもよい取組だと思いました。先生の考え方が生徒によく分かるというところが新鮮でした。とても風通しがよい学校ですね。」
 生徒や保護者の皆様は二条中学校のやり方しか知りません。しかし、これが実はとても珍しい方法で、高く評価されていることも知って欲しいと思います。
 生徒が私たち教職員と共に当たり前に行ってきた実践は、とても貴重で素晴らしいことだと自覚させ、自信を持たせたいのです。「自分の力を正しく知って、出来ることには自信をもつ」これは勉強でもスポーツでも大変重要だからです。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top ! 〜

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「学校のあるべき姿」
Good morning Sawada-san.
Firstly , thank you very much for inviting me yesterday .Your school is wonderful and in such a beautiful location . I'm sure there is a lot of history surrounding the School .
I enjoyed participating in the
English class .…(中略)…
Overall I was so impressed with the students respect for the
school , students and teachers .I can tell by everyone's good
manner that it is such a great school because everyone is very
happy .             Thank you again ,Keith .
 学習発表会の翌朝、来校してくれたMr.Keithからメールが届きました。省略した部分には、英語の授業では、先生が生徒にジェスチャーを使わせたり、英単語が分からない場合には別の表現を見つけさせようとしたり工夫されていたこと、学習発表会の場面では、自分は日本語が十分に理解できないけれども、生徒たちが一生懸命にプレゼンする様子が伝わってきたと書かれていました。
 私が最もうれしく感じたのは文章の最後の部分です。「生徒たちが学校を、生徒(仲間)を、そして教職員を尊敬していることが強く印象に残った」「全員のマナーがよく、皆がとてもハッピーに感じているので二条中学校はとっても素晴らしい学校だと思う。」彼はそう書いてくれました。
 昨年度より研究を継続してきて、教職員が同じ方向を向いて取り組むことで、短期間に生徒が大きく変化することを改めて感じています。3年生が4月に受けた「全国学力・学習状況調査」の結果が届きました。国語と数学と英語の3教科のテストの結果も大事に思いますが、生徒に対する質問の中に次のようなものがありました。1生徒間の話し合い活動を通じて、自分の考えを深めたり広げたりできていると思うか。2学級活動で話し合い、互いの意見のよさを生かして解決方法を決めていると思うか。
 それぞれの問いに対する本校生徒の回答で「ハイ」が占める割合は、1が85.1%、2が82.6%で、共に全国平均や京都府平均を10ポイント以上も上回っています。
 研究の目的や方向性は、校長の務めとして私が提案しました。しかし、私一人でそれを実現することはできません。教職員がきちんと受け止め、生徒のためを思って改良を加えながら実践することで生徒が変容を遂げてきました。そして今、教職員はそのことを喜びと捉えています。二条中学校がこのような組織であることを誇りに思います。また、そのような二条中学校に通う生徒たちはラッキーだとも思います。いえ、彼らだからこそここまでやって来られました。今、二条中学校は、(公立)学校のあるべき姿に向けて急速かつ確実に動いていると自信をもって言いたいです。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「成長と充実感 そして自信」
 全人同教お疲れ様です。無事に上京文化芸術祭が終わり解散しました。生徒たちは本当によく頑張ってくれました。生徒会の発表も盛り上がり、難聴学級の取組では感心の声が上がり、3年女子生徒の発表を聴いてたくさんの方が泣いておられました。手話コーラスも舞台いっぱいに広がった生徒が頑張る姿は迫力がありました。吹奏楽部も見事にフィナーレを飾ってくれました。他の団体の発表や人権に関する講演を聴くのも生徒たちにとって良い経験になったと思います。林区長からは『最高でした!ありがとうございました。』と言っていただけました。とにかく無事に終わりホッとしています。また明日詳しく報告させていただきます。   【日曜日 16:36】
 上京文化芸術祭に本校生徒を出演させるにあたって、責任者をお願いした先生から数枚の写真付きで届いたメール文です。全人同教三重大会からの帰りに読みました。
 林上京区長が出演依頼に来られた際、「本校の取組、特に難聴学級の存在と活動などを広く市民に知って頂く良い機会だ。大きな舞台を踏ませることで生徒が成長する。」と考えて引き受けました。しかし、校長自身が生徒を指導することなど不可能です。今回は上のメールをくれた先生を責任者にしてプロデュースを任せました。
 生徒の参加を募り、協力・引率してくれる先生方を集め、内容を吟味し演出を考えるなど、周りの教職員と協力して本当によくやってくれました。
 難聴学級の生徒たちの発表を聞きながら「へぇー、そうなんか。大変やけど、よう頑張ってるんやなー!」などと会話する方々も居られたようです。
 発表会の前日、難聴学級の生徒たちには次のように激励していました。「自分のハンデを人前で述べるのは勇気がいる。でも今の君たちにはできる。発信することで、初めて気づく人たちがいる。今回は学校関係者以外のもっと広い社会の人々に知ってもらえる良いチャンスだ。“発信することで社会が変わる。”そう信じて堂々と語れ!」
 難聴学級の取組が中心になりましたが、参加してくれたすべての生徒の頑張りによって、二条中学校の取組を多くの人に知ってもらえたことに大きな意味がありました。思った通りの反応が得られてとても嬉しく思います。
 前日の全人同教三重大会の分科会での発表も同様です。2人の先生の洗練された報告内容によって二条中学校の“様々な立場にある生徒を真に大切にし、すべての生徒が楽しく活発に学校生活を送る取組”を広く全国の皆様に知って頂くことが出来ました。早速、三重県の先生から来週の研究報告会へ参加申し込みがありました。一生懸命に取り組んだことには必ず嬉しい反応が返ってくるものですね。
 生徒や教職員には忙しい思い、しんどい思いをさせたかもしれませんが、今回もまた生徒は確実に成長し、教職員は充実感と自信を得ることが出来ました。

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