京都市立学校・幼稚園
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『“てっペん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「言葉の力」
 ジャニーズ事務所の社長、ジャニー喜多川さんが“くも膜下出血”で倒れて緊急入院、治療中だそうです。TVでは多くの芸能人たちが彼のことを語り、改めてその存在の大きさを感じると共に、面倒見の良い方なのだろうと想像しているところです。東山紀之さんのインタビューで強く印象に残ったのがジャニー喜多川さんのモットーです。“座右の銘”と言ってもよいのかもしれません。それを引き合いに出して、「僕たちは悲しんでばかりはいられない。こんな時こそ自分のしなければならないことに全力を尽くさなければならない。」というようなことを言外に込めておられました。
 それが 「Show must go on !」
【(何が起ころうとも)ショーは続けなければならない!】という言葉です。
 ジャニー喜多川さんのショービジネスに対する思いの強さを感じさせます。事実、東山さんは以前、舞台出演中に足の骨を骨折するも、翌日以降痛み止めの注射を打って舞台に出続けたそうです。
 さて、インターネットの或るサイトに「座右の銘」ベスト10が出ていました。あくまでもそのサイトがまとめたものですが、面白いので掲載します。10位―「意志のある所には道がある(リンカーン)」 9位―「笑う門には福来る」 8位―「好きこそものの上手なれ」 7位―「以心伝心」 6位―「キライなことをやれと言われてやれる能力は、後で必ず生きてくる(イチロー)」 5位―「一所懸命」 4位―「失った物ばかり数えるな!(ワンピースより)」 3位―「不言実行」 2位―「一期一会」 そして栄えある1位は―「ベストを尽くして失敗したら、ベストを尽くしたってことさ(スティーブン.ジョブズ)」 どれも心に残るよい言葉ばかりですね。
 ところで、私の座右の銘と言えば、これまで何度か紹介してきましたが「この一球は、絶対無二の一球なり」です。日本のテニスの創成期に活躍された福田雅之助氏の有名な詩の冒頭の一文です。1995年、松岡修造選手がウインブルドン大会の8本取りでマッチポイントを握った際に、この言葉を叫んでサーブを放ったことでも有名になりました。因みに全文は以下の通りです。
この一球は 絶対無二の一球なり  されば心身を挙げて一打すべし
この一球一打に 技を磨き 体力を鍛え 精神力を養うべきなり
この一打に 今の自己を発揮すべし  これを庭球する心という
 私は高校生の頃にこの詩に出会いました。それ以来、「この一球」を「この瞬間」と置き換えて考えるようにしてきました。「この瞬間は二度とないのだから、今の自分がもっている全力を発揮して対処しよう」という具合にです。
 言葉には力があります。そして、その言葉で勝負する職業の一つが教師です。教師の言葉で生徒の生き方が変わることもあるでしょう。改めて言葉を大切にしたいと感じているところです。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「学び直し」
平和の詩 「本当の幸せ」
青くきれいな海 この海はどんな景色を見たのだろうか
爆弾が何発も打ち込まれ  炎で包まれた街  
そんな沖縄を見たのではないだろうか
緑あふれる大地  この大地はどんな声を聞いたのだろうか
けたたましい爆音  泣き叫ぶ幼子  兵士の声や銃声が入り乱れた戦場
そんな沖縄を聞いたのだろうか
青く澄み渡る空  この空はどんなことを思ったのだろうか
緑が消え  町が消え  希望の光を失った島  体が震え  心も震えた
いくつもの尊い命が奪われたことを知り  そんな沖縄に涙したのだろうか
平成時代  私はこの世に生まれた  青くきれいな海  緑あふれる大地
青く澄みわたる空しか知らない私 
海や大地や空が74年前  何を見て  何を聞き  何を思ったのか
知らない世代が増えている  体験したことはなくとも  戦争の悲惨さを
決して繰り返してはいけないことを  伝え継いでいくことは
今を生きる私たちの使命だ  二度と悲しい涙を流さないために
この島が  この国が  この世界が幸せであるように
お金持ちになることや  有名になることが幸せではない
家族と友達と笑いあえる毎日こそが  本当の幸せだ
未来に夢を持つことこそが 最高の幸せだ
「命どぅ宝」  生きているから笑いあえる  生きているから未来がある
令和時代  明日への希望を願う新しい時代が始まった  この幸せをいつまでも
 6月23日は、沖縄戦が終結した日で、沖縄の「慰霊の日」とされています。
 その日の夕方だったでしょうか、TVで上の詩(一部でしたが)を朗読する少女の姿を見ました。内容に感心し感動して、インターネットで検索してでも全文を読みたいと思っていたところ、25日付の3−2の学級通信に掲載されていました。
 修学旅行で行った沖縄。その際に学んだ沖縄の戦争の歴史。修学旅行が終わった後も、こうして自ら学び続けようとする姿勢、生徒に学ばせようという姿勢でいる先生が居てくれることを本当に嬉しく思います。
 今後、夏休み前から文化祭に向けての取組が始まります。3年は、おそらく今年も劇を創ります。昨年度からの流れでいうと、沖縄戦を描いた平和劇に取り組むものと期待しています。楽しかった修学旅行を、平和について深く学んだ修学旅行をその時だけの行事で終わらせず、こうして学び直す姿勢が中学生の心を耕し豊かにします。
 またこの取組が、今後の生徒の生き方に大きな影響を与えるものであるとも思います。生徒、教職員、保護者の皆様、上の詩をもう一度噛みしめてみてください.。

『今日も暑い!』その4

 1点でも多く点数が撮れるよう、諦めず問題に向き合って欲しいと思います。

 みんな、がんばれ!
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「生徒に向き合う」
○今年も、どの競技も白熱していて観ていても、実際にやっても、とても楽しく、最下位の人も1位の人も楽しめた体育大会だと思いました。来年は最後なので、今年の3年生のようにしっかり楽しんで、最後を飾れるようにしたいです。
○色で優勝、クラスで優勝したのも嬉しかったけど、何よりみんなが「今年が一番楽しかった」「最高やった」「最後の体育大会、思い出になった」とか、みんなが熱く燃え上がってできたことが一番うれしかった。あらためて健康委員長でよかったと思った。これからも体育大会とかの行事を生かして、みんなが一つになればいいと思う。ほんまに楽しかった!!みんな、お疲れ様!!
 1つめの感想は2年の学級通信から拾いました。3年生の盛り上がり方を見て、来年度はあのようになりたいという気持ちが伝わってきます。3年生は、後輩から常にこんな風に観られているということを自覚してほしいです。
 また2つめは、言わずと知れた健康委員長の感想文です。自分が楽しかったということだけでなく、周りの人たちがそう言ってくれたことが嬉しいと、委員長としての自覚と責任感が読みとれます。
 どちらも、中学生らしい瑞々しさを感じられる素晴らしい感想文です。
 学級通信に掲載される感想文は、みな異口同音に「楽しかった!」「次も頑張りたい!」と書かれています。しかし、私たち教職員は、当日参加できなかった生徒たちのことを決して忘れている訳ではありません。担任は、直前まで参加させようと家へも行きました。その生徒が参加できる方法を模索もしました。
 昨日、部活動へは参加できるけれども授業には出られない3年生が、放課後にやってきて、職員室前で担任の先生と話をしていました。「おっ、久しぶり!制服姿やと、すぐには分からんかったわ!」そう言うとその生徒はニコニコと笑顔を返してくれました。『体育大会、どうしてたんや?』『最近はどうしてんにゃ?』『無理せんでもええしな!』『いつか、登校できたらええのにな!』ほんの短い時間でしたが、私の心の中の言葉をしっかりと受け止めてくれている様子が伝わってきました。
 先日来、犯罪を起こした人物が「過去に不登校を経験していた」と報道されることが続きました。その度に不愉快な気分になったものです。それは事実なのかも知れませんが、不登校の生徒はみな犯罪者になる危険性があるような表現はやめてほしいです。学校に来られなくて“しんどい“思いをしている生徒や保護者の方の気持ちを考えた報道に改めてほしいものです。学校には、色々な状況にある生徒が居ます。どの生徒も楽しい学校生活を送りたいに決まっています。すべての生徒の生活が少しでも改善されていくよう一人ひとりの課題に丁寧に向き合っていきたいと改めて思います。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「爽やかな感動」
 6月に入って、過ごしやすい毎日が続いています。昨日、今年度の体育大会が終わりました。今年の体育大会は気候と同じく「爽やかな」それでした。
 開会式でも言いましたが、徒競走でははっきりと順位が決まるので、『いやだな!』と思っている人が居て当然です。でも、順位に関係なく、みんなが一生懸命走りました。その姿がとても爽やかでした。
 また、レクレーション種目では思いっきり楽しむ様子が伝わってきました。役員に当たっている人たちも、先生と一緒にその役を楽しんでやっていました。綱引きや騎馬戦、ロープファイトでは、必死に踏ん張る姿がカッコよく、応援する人たちとの一体感が感じられ、中学生のその一生懸命な表情と態度を美しいと思いました。そして、校長として我が校の生徒たちの姿を心から愛おしいと感じ、一人で感動していました。
 リレーでは、クラスや色の威信をかけて走りました。勝って歓喜し負けて悔し涙を流すその姿に中学生らしい美しさを感じます。高校へ行っても体育大会はあるでしょうが、楽しさが勝って、おそらくこれほどまで必死にはなれないと思います。(少なくとも、私の場合はそうでした)
 個人的なことで恐縮ですが、今年度初めて体育大会で走ることが出来ず、悔しく残念な思いをしました。教師に成ってからも体育大会では走るのが常でした。若い頃には男子のリレーでガチの勝負をしました。40歳に近づいた頃から女子のリレーで走るようになりました。それでも、まだ前の生徒を追い抜いていました。校長になって初めて赴任した学校では、また男子のリレーに出場することになります。私の前の3人は若い教師で、大抵トップでバトンを受けます。しかし、50歳の身体に150mはきつく、決まって最後の方で追い抜かれます。毎年、それが悔しくて体育大会前には走る練習をしたものです。実は、若い奴らはそこの盛り上がりを狙っていて、生徒も保護者も大いに期待していました。(分かっていながら、それはもう悔しくて…!)
 最近は女子の部活動対抗リレーで走るようになりました。校長は大抵アンカーを任されます。ゴール間際で面白く熱い闘いを何度も繰り広げてきたと思っています。
 ところが今年度は“痛風の発作”のために出場を断念せざるを得なくなりました。当日の朝まで『痛みがとれていてくれ!』そう念じ続けましたが、あの痛さを抱えては無理でした。来年は出場します。
 1学期も残り1ケ月ほどになりました。始業式・入学式から始まり、校外学習や修学旅行、そして体育大会と、無事に諸行事を終えてきました。そして、その度に生徒は成長を遂げてきました。また、日常の学習と部活動によっても生徒たちは成長し続けています。
 いつまでも子どもと関わることで、体力と精神力とを維持したいと改めて思います。子どもたちの頑張りが私たち大人にもエネルギーを与えてくれています。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the tpo !〜

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「緊張感と充実感」
 今年も日曜参観で3年生を対象に学年道徳をさせてもらいました。そして、今年も前の晩はあれこれ考えて十分に眠ることが出来ませんでした。
 日曜参観での授業はもう毎年のことです。教材も展開も同じです。授業の流れはすべて頭の中に入っています。しかし、対象となる生徒が異なります。
『あの子はどんな反応をするだろう?』『この場面で、あの子を上手く使ってやろう!』考え始めると、ドンドン頭が冴えてきてしまいます。
 結局今年も寝不足で授業に臨むことになりました。私ほどの年になっても授業が始まる直前まで不安はあります。しかし、今回も授業が進行していくうちに不安はなくなり、替わって幸福感・満足感・充実感に満たされていきました。
 今回のようなイベント性のある特別な授業では、本番の授業までの生徒へのアプローチが大事です。 「今度の学年道徳の時に発言せえよ!」 「先生、何を言うたらええのんさ?」 「〜〜なこと、言うてみたらどうや?」
 学年のあちらこちらで、こういった先生と生徒の間の会話が交わされたはずです。実は、こういう働きかけが学年を創っていきます。今回は発言できなかった人もいるでしょうが、それでもよいのです。今回のことで自分自身を振り返れたのなら、今後の先生との関係や取組に繋がっていくからです。当日、京都教育大学の学生が何人か授業を参観に来ていました。後に感想を送ってくれたので、1つを紹介します。
 …(略)…授業が始まると生徒のみんなが澤田先生の方を向いたり、誰かが発表しているときにはその子の方を向いたりと本当に素直な子たちだと思いました。授業が始まって暫くは、二条中学校3年生のみんなは、入学したときから元々素直な子たちばかりで、問題なんてほとんどなかったのだろうなと思っていました。しかし〈3年生の仲間たちへ伝えたいこと〉で男子生徒が「2年生のころにたくさん問題を起こした」と言っていたり、「1年生の時は学校が大変で登校できなかった」と言っていたりしていて驚きました。今まで2年間と少し、二条中学校の先生方が生徒たちに対して、根気強く向き合ってきていらっしゃったから、生徒たちの気持ちが変わっていったのだとわかりました。
また「発表できる人」と聞くとすぐに手が上がったりするのは一人ひとりが自分の意見を持っていて、それを発表する積極的な姿勢も授業参観の日だけできることではなく、今までの積み重ねだなと思いました。…(略)…
 毎日授業の準備に追われている先生方には申し訳ありませんが、たまにしか授業をしない私には、その準備も又ワクワクするものでした。また、授業中にも授業終了後にも感じたあの充実感、あれはたまらない感覚です。今年もまた、あの緊張感と充実感とを感じさせてくれた3年生と教職員に深く感謝します。「みんな、ありがとう!」

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top ! 〜

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「よろこび 遣り甲斐」
 教育委員会に居た頃から、教師を目指す高校生や大学生、成りたての教師に対して「教職の魅力」について話す機会を頂くことが多いです。また、長く人権教育に携わってきた関係で、よく「教職の魅力」を人権教育を通して話すことを求められます。
 先日も、京都教育大学の1回生対象の「人権教育」講座にゲストティーチャーとして招かれました。年に2回、もう10年以上勤めています。内容は少しずつ変えてきましたが、本質的なことは変えていません。(いえ、変えることが出来ません。)
 若い人たちに対して自分の歩んできた道、考えてきた(いる)ことを伝えるのは私のよろこびの1つです。感想を読ませてもらうと、特に大学では理論的な話が多くなりがちだからでしょうか、実践を中心とした私の話はウケがよいようです。反応がよいので、それがよろこび、遣り甲斐となって長く勤めさせてもらっています。
 今年度、この講座で嬉しいことがもう一つありました。
 前の時間に、この講座を担当しておられる先生が次時のこと・講師の私のことを紹介されたのでしょう。大講義室の入り口に一人の女子学生が立って私を待っていました。「先生、覚えてくださっていますか?」「あっ!」流石に名前はすぐには出てきません。いつものように、脳内コンピュータがフル回転で検索を始めました。
“花山中”“バレー部”“生徒会役員”“学年合唱の指揮者”などのワードが頭の中に現れました。「校長先生に覚えて頂いていて嬉しいです。」そう言って彼女は席に着き、授業の準備を始めました。
 授業が始まって暫くすると、プレゼン画面に写る写真に敏感に反応する女子学生が居ることに気づきました。「どうしたん。知ってる人が写ってるんか?」これまでも、“そこに写る先生に習った”などのことがあったのでそう尋ねたところ、何とその女学生はニコッと笑って言いました。
「校長先生、私、向島中です!」「あっ、そう言えばっ…!」講義をしながら脳内PCはまた回転し始めます。“バレー部”“リーダー”“妹もバレー部”“母親、応援熱心”などのワードが引っ掛かってきました。
 花山中の卒業生は、その子が2年生の頃まで知っており、向島中の卒業生は、私が赴任した時の3年生でした。こんな形で出会えるなんて、しかも2人とも教師を目指して我が母校で学んでいます。とても不思議で嬉しくもありました。
 よろこびや遣り甲斐は、私たちの周りの至るところにあるものです。しかし、案外気づかないでいることも多いのかもしれません。目の前のよろこびに気づきキャッチし、やりがいを感じて仕事が出来たらこんなに嬉しく楽しいことはありません。
 二条中学校の生徒たちともこんな幸せが待っていることを期待して頑張ります。

H30 学校評価

平成31年度 学校教育目標

『学年レク』1年

 6時間目、1年は学年レクレーションをしていました。

 どこかでやったレクの続きだと言っていたように思います。
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