京都市立学校・幼稚園
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『中間理事会』その4

 顧問から全体を受けての感想と意見が述べられ、最後は副会長の挨拶で終えました。

 すべては二条中学校の生徒のためです。 
 とはいえ、遅くまで話し合っていただきまして、誠に有難うございました。

 中学生は、こういう人達の支えがあることを知らなければいけません。中学生が健全な成長を遂げることがこの方々への恩返しになります。みなさん、頑張りましょう。

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『中間理事会』

 学校運営協議会の中間理事会を行いました。

 先ずは、各部会ごとに前半期の反省と後期の取組について話し合いました。
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「百聞・百見は 一体験に如かず」
 2年で「生き方探究チャレンジ体験学習」が進行中です。この取組は今から約20年前に神戸の中学校が始めた「仕事体験学習」から全国へ広がったと記憶しています。京都市では伏見区の春日丘中学校がいち早く取り入れ、確かはじめは夏休み中に取り組まれたはずです。何かの研修で、その報告を聞いた時の驚きと興奮は今もはっきりと覚えています。
 当時は、色々な学校で新しい取組を創造し実践していた頃です。私も当時、色々と開発してきました。「目指せ 広島!」という取組もその一つです。中学2年生が4〜5人の班を作り、自分たちの力で広島の平和公園に行くのです。「青春18切符」をもち、午後3時に「原爆の子の像」の前に集合とだけを決めてスタートします。教師は、1グループに1人付きますが口出しをしません。生徒が間違った電車に乗るなら一緒にその電車に乗ります。事前学習をするうちに、行きたい所ややってみたいことが増えていって、京都駅発の始発列車に乗ることになったりもします。現地では、学年全員で「語り部さん」のお話を聴き、原子爆弾について、戦争と平和について語り合い、考えを深めます。そして、文化祭でヒロシマをテーマとした劇を創り上演するのです。
 おっと、チャレンジの話に戻しましょう。その当時、多くの学校で大事にしたのが今回の表題の「百聞・百見は 一体験に如かず」という言葉です。机上の学習から離れて体験型・実践型の行動する学習を模索していました。
 当時、京都市にはまだ荒れている中学校もありました。「中学生は怖い!」という市民の声もあったと思います。だからこそ、チャレンジ体験には2つの目的を持たせました。生徒に対しては「将来を展望させる」、そして地域に対しては「中学生を知ってもらう」ことです。受け入れのお願いに事業所を訪れたときに悔しい思いをしたことは何度かあります。それでも、理解をして頂ける受け入れ先を開拓して回りました。
 私事ですが、私は小学校高学年の頃には教師に成りたいと思っていました。そこで、中学生の頃、教員養成系の大学を目指すことを決めました。教員採用試験に合格し夢が実現したとき、そこがゴールではなくてスタートであったことに気づきました。「理想とする教師」に向かう営みが始まったのだということを体験する日々でした。それ以来、教師という職業は、「楽」ではないけれど「楽しい」と思い続けてきました。そして、今も感じているのは、「自分のやりたいことが楽しくやれて、しかも給料がもらえるなんて、なんて幸せなんだろう。」ということです。
 世の中には「しんどい・辛い・辞めたい」と思いながらも、給料をもらうため、生きていくために仕事に就いている人もいます。だから、生徒たちにも、できれば好きなことを仕事に出来るような人生を歩んでほしいと願っています。そのための最初のステップとして「生き方探究チャレンジ体験学習」を捉えてみてほしいです。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「評価」
 本校の「研究推進委員会」が京都市教育委員会から「令和元年度教育実践功績表彰」を受けることになりました。来月、推進委員長に授賞式に行ってもらいます。教育実践功績表彰は、今年で18回目を迎えます。初めは市内の学校園で頑張っている教職員個人を表彰するものでしたが、数年前からチーム・グループもその対象となりました。今年度の本校の表彰は、昨年度の「創立70周年・難聴学級開設50周年事業」に合わせて行った研究活動が評価された結果です。
 もちろん、本研究活動は「生徒の力を伸ばす」、「将来必要になるであろう力をつける」(ヒデゥンカリキュラムとして教職員の力を伸ばす)ために計画し実践したもので、始めたときも実践中も「表彰」のことなど、全く頭にはありませんでした。しかし、こうして賞という結果を頂くと、『誰かが観ていてくださる』という安心感と『頑張ったことは評価されるんだ』という満足感が湧いてきます。そして、学校を預かる校長として純粋に嬉しいです。
 思えば、生徒を伸ばすうえでも評価は大切です。いけないことをした場合に「適切に叱る」ことも含めて、正しい評価は生徒に"やる気"を出させ、生徒の力を伸ばすことに大いに繋がります。部活動の試合や入学試験(検)など、結果が出るもの、結果が問われるものがあります。確かに、一生懸命に練習したり勉強したりしても思った通りの結果が得られないときはあります。しかし、そんな場面でも心が折れない、次に向けて頑張れるのは、指導者や先生、保護者の方の「正しい評価」があるからです。「あなたが頑張ったことはちゃんと観ていたよ」「一生懸命取り組んでいたのに残念だったね」そんな言葉かけです。
 大人も一緒です。いえ、むしろ大人の方こそこのことは重要です。もちろん、評価されるために働いている人はいないでしょうが、頑張って働いても、周りから全く評価されなければ、いずれ"やる気"はなくなってしまうものです。
「校長先生、(周年式典はありませんが、)来年も研究は続けましょう。」
 昨年度、取組の反省の際に教職員がそう言いました。成長した生徒の姿と自分たちの満足感、皆様方からのアンケートの声から、自分たちでこの取組への評価を下した結果だと受け止めました。でも、それをご覧になった教育委員会の皆様から表彰という形で評価して頂けたことは、我々教職員にとって大きな自信になりました。
 二条中学校では、これを契機に、今後も「生徒の成長」を中心に据え、保護者や地域の皆様方のご期待に添うべく教育活動に取り組んで参ります。そして、その過程で教職員の力量アップを図って参りたいと改めて思っています。
 二条中学校のために、二条中学校に通う生徒のために、今日もまた頑張ります。

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「熱きこころ」
 台風19号が甚大な被害をもたらしました。まだ全容は明らかなっていませんが、被害状況は更に拡大するかと思います。被災された地域の皆様方に心からお見舞い申し上げます。毎朝、新聞を見るにつけ、増え続ける死者数の多さに改めて水の力の怖さ、自然の力の大きさを感じています。先日、職員室で話していたのですが、理科の先生は、今回の台風が近畿、特に京都を直撃していたら、鴨川や保津川(桂川)、宇治川が氾濫して関東や東北地方と同じような状況になっていただろうと言っていました。改めて、この大災害を“他人事”と受け止めないよう心しなければなりません。また、被災地の一日も早い復興のために出来ることを模索しなければなりません。
 同じころ、気持ちを奮い立たせられる出来事がありました。ラグビーワールドカップのスコットランド戦です。試合時間帯が日曜日のゴールデンタイムということもあって、多くの人がこの試合を観戦し心躍らせたことだと思います。
 私は高校生の頃から当時の先生の影響でこのスポーツが好きでした。特に高校ラグビーと大学ラグビーの試合に興奮を覚える少年青年時代を過ごしました。そんな時、京都市立伏見工業高校の全国制覇が起りました。後にTVドラマや映画にもなるサクセスストーリーです。平尾誠二選手を中心としたメンバーが大活躍し、その後も同志社大学、神戸製鋼と進んで全国制覇を続けましたが、この頃には空前のラグビーブームが起こりました。あれから約30年。伏工の優勝からは何と40年後にまたこのような大フィーバーが起こるなんて本当に驚きです。強い思いを持っておられた平尾さんは亡くなりましたが、関係の皆様方の不断の努力が実を結んだ結果となりました。
 今、我が国には“にわかラグビーファン”が溢れています。決して悪いことではありません。そういう人達を生み出す魅力がラグビーにあるという証拠だからです。
 さて、改めてラグビーの魅力について考えてみました。大男たちのぶつかり合い、ランやパスのスピード、倒れても倒されてもつなげるパス、戦術や技術の高さなど色々とありますが、特にその考え方や精神に魅力を感じる人が多いのだと思います。
 “One for all , All for one”の考え方、“No side”の精神 は有名ですが、試合前のロッカールームでのミーティングや、一部のチームが試合前に行うパフォーマンスなどにも魂を揺さぶられます。特に、大男たちが険しい表情でぶつかり合っていたかと思うと、次の瞬間には周りを憚らずに涙することもこの競技に惹かれる理由ではないかと思います。また、大活躍の福岡堅樹選手ですが、彼の両親は医者、祖父も医者だということで、本人も東京五輪の後に引退して医師を目指すそうです。そんなことにも“熱いこころ”を感じます。多くの人の心の中にある“熱きこころ”。ワールドカップラグビーは、それを呼び覚ましました。燃えろニッポン! 熱くなれニンゲン!

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「日本のよさを知る」
 今年も1年で「和装教室」が行われました。京都の中学生に和服の文化を見直させようと10年程前から始まりました。浴衣を着ようとする生徒たちは四苦八苦しながらも楽しそうに取り組んでいました。
 二条中学校の校区には所謂「西陣」があります。「昔はこの辺りの何処の家からも織り機の音が聞こえたもんや」赴任してきたころ、よく聞きました。本校のPTA役員さんや学校運営協議会に関わってくださっている方の中には今も織物に関するお仕事をされている方が居られますが、全体としてはすっかり減ってしまいました。
 思いおこせば、私の覚えている祖父母は常に和服姿でした。祖父がスタンドカラーのワイシャツにネクタイを締めて帽子を被り、とてもクラシックな背広をオシャレに着こなして外出先から帰って来た時のことは鮮明に覚えています。また、記憶に残る祖母の姿は着物にモンペ姿です。また父は、仕事から帰ると必ず和服に着替える人でした。漫画サザエさんの中で、波平さんは家に帰ると和服に着替えますが、うちの父は正しくあのようでした。母も、私たちの入学式や卒業式、お正月やお祭りの日など、年に何度かは和服姿を見せくれました。しかしいつの頃から、父はスポーツウエア―、母はスカートやパンツ姿で過ごすようになりました。圧倒的に楽なのでしょう。
 和装、和食、町家、和風庭園などは外国人にとても人気があります。また、書道、華道、茶道などもそうですが、日本の文化が世界中から注目を浴びるようになって、我が国でも改めて見直されています。
 以前、私の友人がアメリカ旅行に行ったときの話を聞かせてくれました。
 彼は映画が大好きで、ハリウッドの映画なら、古いものから最新のものまで俳優だけでなく監督やスタッフに至るまで本当によく知っている人です。英語にも堪能で、向こうでは現地の人と大いに映画について語り合うんだと意気込んで出かけたものです。早速その時がやってきます。そして、すぐに彼はへこむことになったのです。もう気付いていると思います。アメリカの人たちは日本の映画について尋ねてきたのです。黒沢明監督や三船敏郎は向こうでも有名人です。北野武も監督としてよく知られています。最近の映画についても興味を持っています。アメリカ人の問いかけに彼は答えることが出来なかったそうです。
 今の若者の場合、高校の修学旅行で海外に行くことが多いです。旅行費が安くなって、小さい頃から海外旅行を経験している中学生も少なくありません。これからの若者はドンドン海外進出をすることでしょう。外国の人と接する際、日本の風土や歴史や文化について知っておかなければ、多分相手の要求に応えることは出来ません。
 日本には海外の人たちが憧れる文化がたくさんあります。今こそ改めてそれらに気づき、その良さについて学んでいく必要があると思います。

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「快挙」
 「快挙」といえば、最近のことで一番強く印象に残っているのはラグビーワールドカップでの日本のアイルランド戦勝利です。私も『多分勝てないだろう』と思っていました。試合開始早々にトライを奪われ、『やっぱり力が違うわな』と思ったのも束の間です。その後は互角に闘い出し、逆転のトライを奪ったのには驚くと同時に感動を覚えました。4年前に南アフリカに勝利した時は、“まぐれ”と思われたそうですが、今回は、『確実に力を付けてきた結果だ』と日本の選手・スタッフは自信を持っていますし、諸外国の関係者からもそのように評価されているようです。
 2つめは8月の初旬、ゴルフの全英女子オープンで渋野日向子選手が優勝したことです。あの最後の強気のパットは今も強く印象に残っていて、自分がゴルフをする際、パットを打つ前に「渋野の強気!」と言って周りを笑わせたりしています。
 3つめは、阪神タイガースが終盤で6連勝して逆転で3位に入り、CS(クライマックス・シリーズ)への出場権を手に入れたことです。期待はしていましたが、これまでもよくあったように“大事なところで負けるパターン”だろうと思っていたので、その意外性が感動をより大きくしました。
 もう一つあります。今年度京都府で開催した中学校ソフトテニス全国大会で本市の京都光華中学校が準優勝したことです。大会を運営する側の人間として大変嬉しいことでした。光華中学校は強すぎるため、京都市や京都府の大会ではヒール(悪役・嫌われ者)に思われがちです。しかし、彼女らは本当に礼儀正しく素直で真面目な素晴らしい選手であり中学生です。京都府の関係者全員が彼女らを応援し、その準優勝を心から祝福したことを何より嬉しく思いました。
 「快挙」とは思いもよらないほどの立派な行為行動のことで、極めて特別な状況です。上に上げた4つの例はまさしくそうですが、一方で、日常生活においても小さな驚きや感動はたくさん起こっています。授業での生徒の行動や発言、文化祭などの行事の場面での生徒の頑張り、それまで気付けなかった先生の指導力、保護者の方の思いや支えなど、私たち教職員は、これらを見逃さない力を身に付けたいものですし、見つけたときには上手く評価もしたいです。
 私事でいえば、先週の金曜日の朝の出来事は小さな快挙です。既にその日のHPでも紹介しましたが、毎朝自転車で学校の前を通って行かれる父子から別れの挨拶をして頂いたあの出来事です。「引っ越すことになり、今日が最後になりました。毎朝声を掛けていただき有難うございました。本当にお世話になりました。」
 全く知らなかった人とでも、「挨拶を交わす」ただそれだけのことでこのような暖かな関係になれることを改めて知った出来事でした。その後にハイタッチを交わした女の子の小さくやわらかい手の感触は今でも私の中に残っています。

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「叱ること」
 「文化祭」が終わりました。どの学年もどのクラスも、そしてどの子も今できる最高のパフォーマンスを見せてくれました。生徒は本当によく頑張りました。また、力を出しきらせた教職員もよく頑張ってくれました。双方の力がなければ上手くはいきません。更に、保護者や地域の皆様方の暖かい見守りと激励のお気持ちも生徒と教職員とを支えました。2日間の「文化祭」を通じて生徒が成長できた背景には、教職員と保護者や地域の皆様方の力がありました。改めてお礼を申し上げます。「ありがとうございました。」
 さて、今回は特に、現在の二条中の主人公である3年生に焦点を当てて書きます。
 2年前の音楽発表の日の朝、最後の練習の時にこの子たちは当時居た生徒指導部長の先生に厳しく叱られました。この時期ですから私は校長室の窓を開け放して仕事をしていました。体育館から聞こえてくる声に思わず手を止めたくらいの声でした。
「ホンマにヤル気あるんか!!?」 「そんなんでええんか!!?」
 叱られている生徒たちの表情が目に浮かびます。『これではアカン!』と思う子がほとんどだと思いますが、中には「なんで、そこまで言われなアカンねん!」とひねくれた生徒も居たことでしょう。でも、本番は見事に立派な歌声を聞かせてくれました。
 その後も行事のたびに色々な先生にその態度や行動を叱られてきました。叱られるのはほんの数人の生徒です。しかし、その数人が学年全体の雰囲気を壊すので叱らなければならなくなります。2年の頃には行事のない場面でもそんなことが増えていきました。学年を担当する教職員にしてみれば、まさしく褒めたり叱ったり、時には生徒と共に涙したりしながらやってきた、3年はそんな学年です。
そんな彼らが、今回は見事にやってくれました。自分たちの力で「文化祭」を創り、盛り上げ、成功させて、下級生に二条中の伝統のバトンを渡したのです。
 私でさえそのことが嬉しく、閉会の挨拶の中でも触れました。彼らの学年に所属する教職員にとっては、私の何倍も嬉しいことであったに違いありません。
 「伝えたいのは親とか先生たちで、今までしょーもないことで迷惑かけてきて、まだ信用してもらえんかもしれんけど、僕は生まれ変わっているし、信用を取り戻せるように頑張るし、観ててください。そして信用してください。」
 先日行った道徳の時間の際にある生徒が発表した内容です。ワークシートから拾いました。彼はこれまで何度も厳しく叱られてきた生徒の一人です。その時は指導が届いているのか不安もありましたが、ちゃんと受け止めていてくれたのです。
 二条中学校では、その指導において「褒めること」と同様に「叱ること」を大事にしています。もちろん、その場面やタイミング、生徒の様子を観ながら行うのですが、文化祭での3年生の様子から、この指導が間違っていないことを実感しています。

『秋季新人戦』テニスその2

 終始こちら側のペースで試合が進行しました。
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「授業で信頼を得る」
 京都橘大学の池田先生の授業の影響があったと思います。支部の授業研究会や教育実習生の研究授業を観たことが影響したとも思います。無性に授業がしたくなりました。今週17日(火)、3−2を借りて道徳の研究授業を行いました。このところ、文化祭の取組があって普通の道徳の授業が抜け気味でした。そこで、教育実習生が居る間に普通の道徳の授業を見せておきたいと担任の岡田先生と相談して彼の国語の授業を1時間もらうことになって実現しました。
 支部の校長会でそのことを話すと、「校長の授業を是非、観てみたい!」と言ってくださる校長先生や教育委員会の関係者の方が居てくださり、正親小・二条城北小の校長先生も参観してくださることになって(元々この時間帯に三校の校長会が入っていました)結構多くの方に来て頂けることになりました。
 教諭時代から研究授業をするのは嫌いではありませんでした。準備に労力と時間は使いますが本当によい勉強になります。普段とは異なる姿勢で臨むので生徒が授業の中で急に変容を遂げることもあって、普段以上によい授業が出来たりもします。そして、この感覚を知ってしまうと、参観者は多い方がよいと思うようになります。既に本校にもこの感覚を身に着けた教職員が少なくありません。そして面白いことに、観られることに慣れると、生徒の方も参観者が多いほど気合が入るようになるものです。
 今回も楽しく授業が出来ました。池田先生がツイッターの中で「実に楽しかった!」と連呼していましたが将にそんな気持ちです。協力してくれた教職員といつも通り、いやそれ以上に頑張ってくれた3−2の生徒たちに大感謝です。
 参観して頂いた先生方から多くのご意見を頂きました。最も多かったのが「校長先生が生徒一人ひとりの背景をよく御存じなのに驚きました。」という内容です。「だからこそ、あのような授業が出来るのでしょうね。」とも言って頂きました。授業をするために生徒のことを知ろうとしてきた訳ではありませんが、確かに生徒のことを知らずしてよい授業を創ることは不可能です。暖かな授業を創るには生徒との信頼関係が必要です。“安心してその場に居られる”“安心して発言が出来る”教師が授業の中にそんな雰囲気を創らなければ、決してよい授業は生まれません。今授業を終えて、私が嬉しく思えるのは、3年の生徒たちがそれなりの信頼を寄せてくれていることが自覚できるからだと思うのです。
 「信頼関係があるからよい授業が出来る。」それは確かです。しかし、「よい授業をしていくことで生徒から信頼を得る。」このことはそれ以上に重要です。
 教職員の皆さんには、よく生徒を知り、深く教材を理解し、展開の仕方を工夫して、明日もまたよい授業を創ってほしいと願っています。そして、そうすることで生徒から揺るぎない信頼を得てほしいものです。

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