京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/30
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「平成から令和へ 新たなスタート」
 4月1日、新しい元号が決定しました。「令和」です。
 小渕官房長官(当時)の「新しい元号は『平成』であります。」というコメントは今もしっかりと覚えています。あれから早くも30年が経ちました。そういえば、あの時にはもう教師をしていました。当時の私は、まだまだ駆け出しの頃で、今から思えば、“ヤル気”だけが一人前の“イケイケ”の未熟な教師だったと思います。
 さて今回は、新しい元号が発表されてからそれが正式に使用されるまでに1カ月の期間があります。このため、学校では少々可笑しなことが起こります。
 来週4月8日に入学してくる新入生は「平成31年度入学生」で、来年3月に卒業する新3年生たちは「令和元年度卒業生」となります。先ほど、職員室でそんなことを話していると、新3年を担当する教師たちが大騒ぎをしだしました。
「令和元年度卒業生、3年1組○○○○。1組の担任になった者(もん)はこんな風に呼名できるんやねぇー、カッコええー!」
 平成の間だけで30の卒業生を観てきました。合唱がとても上手な学年がありました。演劇の上手い生徒がたくさん集まっている学年もありました。そういう子が何人かいると周りに影響を与えるのかもしれません。優秀な生徒が揃って居て、授業で新しい試みがどんどんでき授業づくりが楽しくて仕方なかった学年もありました。一方で、生徒指導に追われ毎日遅くまで家庭訪問をして卒業の頃にはクタクタになっていたこともあります。それでも、卒業式では生徒たちが『教師をやっていてよかった!』と思わせてくれました。だから今までやって来られたように思います。
 冒頭に、元号が「平成」になった頃、“ヤル気”だけが一人前の未熟な教師だったと書きましたが、今となっては懐かしい気もします。というのも、そんな教師が私だけではなかったからです。大学を卒業していきなり学級担任をし、生徒の気持ちが十分に理解できないまま日々の授業をしていました。初めて担任した学年は6クラスあり、4クラスは私が2クラスをベテランの先生が担当しました。私の担当する生徒に「あっちの先生の方がええ」と言われるのを恐れて必死で教材研究をしました。また、学級経営では、今から思えば、随分と自分の価値観を押し付けていたなあと反省もします。
 逆に、今の若い人たちには私たちの若い頃のような逞しさというかヤンチャさを見せてほしいと思うことがあります。最近の若い人たちは全体的に大人しい人が多いように思うからです。今年、本校に3人の初めて教師をする先生を迎えました。仲間の教職員が応援をするので思い切った指導をしてほしいと願っています。きっと生徒たちもそんな先生を望んでいると思います。初めて卒業させた生徒が言ってくれた言葉が今も私の励みになっています。「澤田先生の初めての卒業生になれてよかった!」
 平成31年度〜令和元年度も宜しくお願いします。

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