京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/15
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「最高の体育大会」
“気持ちの良い”体育大会でした。この表現が最も適切だと思います。子どもたちが、盛り上がり、楽しみ、泣き、笑い、悔しがったり喜んだり…。ケジメがあるというか節度をわきまえているというか、集団行動をとるべき場面ではキチッとそれができました。
 前日からの雨が明け方まで残りました。朝5時過ぎに檸檬の散歩をしているとき、心配していた雨が降ってきました。思わず彼女を抱きかかえて家へと急いだくらいです。
『いっそのこと明日にした方がよいのでは…』そんな思いで6時40分、学校へ着きました。何と、グランドにほとんど水たまりがありません。驚異的な水はけに驚きました。でも、もっと驚くことがこの後起こります。7時前には次々と教職員がやってきてはグランドの水をとり始めました。あっという間に水たまりがなくなります。気が付くと、土を運んでいる集団があります。修学旅行で感じた教職員の団結力と臨機応変さをこの時もまた感じました。
 7時10分頃になると、生徒が登校しだしてきました。先生方と連携してグランドの整備とテント張りや椅子運びに動き出します。大きな声で指示を出すものは居ません。みんな、静々としかもテキパキと動いています。7時30分にはグランドが生徒で一杯になりました。この様子を端で観ている私は、単純に感動を覚えました。
『これだけでもう十分!』始まってもいない体育大会に満足しました。
 部活対抗リレーは特に面白かったです。これには教職員チームも参加します。文化系部活と一緒に女子教員チーム、女子体育系部活と一緒に男性教員チーム(PTA会長も飛び入り参加です)が走ります。男子体育系部活は本気(マジ)の大いくさです。グランドのあちこちに妙な高揚感が漂っています。生徒も教師もアップを始めたりもしています。子どもたちに負けじと円陣を組んで声も掛けました。保護者の方もこの本気と冗談が交じり合ったような独特の雰囲気を楽しんでおられます。
 レースが始まりました。私はアンカーです。バトンをもらった時、すぐ前にバレー部の子が居ました。『抜いたる!!』そう思って思いっきり駆け出しました。正直に言うと『抜ける』と思っていました。でも、彼女も本気で逃げたようです。速かった〜っ!そして、56歳の身体はイメージしているような走りをしてくれなかったようです。ちょっと届きませんでした。負けたけれどもメッチャ楽しかったです。観ていた人にも楽しんでもらえたと思います(笑)
 今朝から何枚かの学級通信を読んでいます。体育大会の1日を振り返る担任の子どもたちへの熱い思いと、文面から伝わってくる子どもたちの数々の姿に知らず知らず涙がこぼれました。最高の子どもたちと最高の教職員のお蔭で最高の体育大会ができました。
 保護者や地域の皆様方にそんな様子を観て頂けたことも良かったです。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「子どもの姿は大人がつくる」
 久々の雨になりました。昨日までは、空気がカラッカラの暑い毎日が続きました。新緑の草木が喜んでいる声が聞こえてきそうです。天気予報によれば、もうすぐそこまで梅雨が来ているようで、バイク通勤の者にとってはつらい時期を迎えることになります。
 さて、明日は「体育大会」です。先月から体育の時間を中心に練習を重ねてきたダンスや団体競技を披露し、走ることを大いに楽しむときです。30年以上教職を務めてきて、この時期に「体育大会」を行うのは初めてです。秋に行事が集中するのを避けてのことでしょうが、初めは『間に合うのだろうか!?』と心配しました。特に、今年度は修学旅行との間隔が短く、学校の中心となる3年生が大変だなあと気になっていたところです。
 しかしながら、生徒も教職員も、実によくやってくれました。5日の月曜日に予行演習(?)を行いましたが、実にスムーズに進行しました。とりわけ、開・閉会式は、前に立つ役員もその他の全生徒も、その態度は見事でした。全校生徒のすべてから『自分たちの「体育大会」を良いものにしよう』という意気込みがヒシヒシと伝わってきます。予行の場面では、往々にして先生に注意されたり叱られたりするものですが、そんな場面は一切ありませんでした。
 学年競技と団体競技は実際に行われましたが、どれにも精一杯取り組みます。一生懸命に取り組むことが当たり前になっているのです。そして、そのことが楽しいということを十分に解っているのでしょう。こうした習慣、(いえ、既に文化と言ってもよいでしょう)文化は中学校だけで作られるものではありません。小学校や、それ以前の保育所や幼稚園時代から徐々に形作られてきたのだと思います。更に、家庭や地域で育つなかで自然に身についてきたに違いありません。「子どもは地域の宝」という言葉があります。こうして育った子どもたちが、いずれはこの地域を支えていくことになることを思えば、まさに本校生徒はこの地域の宝です。
 考え方や価値観、言葉遣いや行動などは、1回や2回言って聞かせたからといって出来上がるものではありません。その地域独特のそれら(それが地域の文化です)はいわば空気の中にあって、子どもたちが息を吸うごとに、もっと言えば自然に全身の毛穴から吸収されていくのだと思います。
 だからこそ、私たち大人は良い空気を作らなければなりません。学校では教師の役割が重要です。先生の言葉遣いや行動、身だしなみや意気込み、考え方や生き方なども空気を通じて子どもたちへ浸透します。また、家族や地域の人たちの影響力は教師の何倍もの力があるでしょう。
 体育大会の話題が地域の文化の話になりました。明日の体育大会での子どもたちの様子は、この学校や地域の姿そのものです。大いに楽しみにしています。

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