最新更新日:2024/05/17 | |
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教育の原点を見つめ直す
校庭の柿の木が色鮮やかな緑に包まれています。5月5日は端午の節句,あちこちで鯉のぼりを目にするようになりました。鯉のぼりは江戸中期に庶民の間で広がったといわれています。中国に伝わる「登竜門」の伝説になぞられ,「どんな試練にも耐えてたくましく立派な人に育ってほしい」という願いを込めて立てられるようになったとのことです。
さて,新しい教職員や友達との出会いから一ケ月が経ち,子どもたちも新しい学年・学級の雰囲気に少しずつ慣れてきたようです。学校の最大の使命は「学力の向上」にあります。「学習意欲」「基礎基本の知識や技能」「学習したことを活用する力」等を育むとともに,その根底にある「人間力」を高めていかないと本当の学力にはなりません。その「人間力」の中心にあるもの,それは「人と人がつながり,人と人が信頼すること」にあると私は思っています。一方的に人を批判するのではなく,「集団の中で自分はどうするべきなのか」主体的に考え判断し行動していく,互いに相手の人格を尊重し協力しあって「みんなが幸せな社会」を築いていくことが,今求められているのです。様々な取組を通して「コミュニケーション」「他への思いやり」「規範意識」等々,「人と人との関係で何を大切にしていくのか」という,教育の原点を見つめ直す一年にしていきたい…,そして「あいさつをする」「人の話をしっかり聞く」「けじめをつける」等々,「当たり前のことが当たり前にできる子」を育てていきたい…と強く願っている次第です。 5月6日は「放課後学び教室」の開講式。実行委員会の方々が着々と準備を進めていただいています。「学校運営協議会」「ふれあい土曜塾」の活動も始まります。こうした取組は,すべて地域の皆様の主体的な運営によるボランティア活動です。地域の皆様方があたたかい気持ちで子どもたちを育てていただいていることに心より感謝申し上げます。学校も教職員がベクトルを一つに合わせ「チーム板橋」として全力で教育活動を進めて参ります。 「朝になると行きたくて仕方がない伏見板橋小学校」,「夕方になると帰りたくて仕方がないわが家」そして「いつまでも住み続けたいまち・板橋」…そんな学校・家庭・地域をめざして共に歩んでいきたいと思います。変わらぬご支援をどうかよろしくお願いいたします。 |
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