最新更新日:2024/05/21 | |
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共に学び,共に生きる喜び
澄み切った青空に鱗雲…,校庭の樹木も紅葉しはじめました。いよいよ秋本番です。
11月1日,本校は創立137周年を迎えました。創立当時,学校が完成すると,大人も子どもも我を忘れて町の辻々で手踊りをしてお祝いをしたこと,また明治5年の開校式には,「総区長,区長等が裃にて出勤」,槇村正直京都府知事,典事(課長職)等6人は「立烏帽子(たちえぼし)」に「素袍(すおう)」という最高の礼服で臨席したことが記録に残されています。桧皮葺で御殿風に建てられた講堂の中,慶びと緊張感に溢れた開校式の様子が伝わってきます。以来137年間,保護者・地域の皆様方により,「人」や「絆」を大切にするという教育風土が連綿として受け継がれ今日に至っているのです。創立100周年記念誌「いたはし」に当時の卒業生が「何100年もそびえたつ柿の木と,よい伝統をいつまでも大切にしてほしい」と思いを述べていますが,これは板橋を愛する全ての人の思いでもあるでしょう。11月6日の創立記念式を節目に,「学校に対する誇りと更なる発展を希求する心」と「実践する意欲」を持たせたいと考えています。 10月29日(木)から11月2日(月)まで,5年生野外活動「花背山の家」を実施いたしました。4泊5日の長期宿泊は初めての取組です。子どもたちは豊かな自然の中で「ナイトハイク」「野外炊事」「山登り」等々を体験し,集団生活を通して,「協力すること」「責任を果たすこと」等の大切さ等について学びました。活動を終えた子どもたちは「秋の野山がとても美しかった」「友だちの良いところをたくさん見つけた」と口々に感想を述べていました。子どもたちが活動を通して学んだことは,今後の生活に生きて働くと確信しています。 学校教育の最大の「よさ」は,共に学び共に生きる喜びを実感することにあると思っています。学習の場で,自分の考えを伝え合いながら,互いに考えを広げたり深めたりしていく…。また生活場面では,それぞれの子どもが自分のもち味を発揮し,そのエキスを吸収しあいながら,豊かな人間力をつけていく…,そんな学級や学校集団でありたいといつも願っているのです。 11月10日(火)には京都市教育委員会指定「みやこレインボースクール(2年次)研究発表会」を開催いたします。今年度は「考える力,活用していく力をめざした授業創造」に焦点を当て取組を進めています。子どもたちの学ぶ姿を,見に来ていただけると幸甚に存じます。 |
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