最新更新日:2024/04/26 | |
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身近なところに
意外と知らない人が多いのですが,嵯峨にはたくさんの古墳があります。この日は一条通を歩き佛教大学ミュージアムに行ってきました。その途中,広沢池の西側の田畑の方に目を向けました。
子どもたちに「何か気になるものはない?」と聞くと,すぐに「あのあたりがもこっとなっている」「田んぼの中に森みたいになっているところがある」と反応がありました。それがまさしく「古墳」なのです。広沢池の西側一帯には7つの古墳があり「嵯峨七ツ塚古墳群」と呼ばれています。パッと見ても2つくらいはすぐに発見できるほどの大きさのものもあります。普段はあまり気にして見ないと思いますが,一度ゆっくり散策してみてもおもしろいかもしれません。 また,広沢池の南側には「大覚寺古墳群」という4つの大きな古墳があります。この日はその中の「狐塚古墳」へ行ってきました。それも,地域の方のご厚意で普段は入ることのできない石室の中にも入ることができました。 石室に入った子どもたちは「何だかひんやりする」「すごい広い」「先生が立てるくらいの高さがある」「石室は大きな石が組み合わさってできているんだ」様々なことを言っていました。教科書でしか見たことのないものを実際に見た子どもたちは本当に生き生きとしていました。 ちなみに,狐塚古墳は当時この地域一帯に力をもっていた豪族の秦氏のものだと言われています。そして,現在は床が埋まっている状態。つまり,子どもたちの足元に床があったのです!さらに,さらに,石棺は現在も埋まっているらしいのです! 近々,発掘調査を行うという情報もあります。新たな新事実が生まれるかもしれません。 |
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