こんにちは。
臨床心理士の土江です。
今年度もスクールカウンセラーとして伏見板橋小学校にきています。
いつも間にか桜が散り、新緑がまぶしい季節になりました。
落ち着かない日々が続きますが、ご家庭の様子はいかがでしょうか。
非日常にさらされること。
それは、心身ともにとても負担がかかることです。
いつもとちがう行動や反応(ストレス反応)がみられても不思議ではありません。
子どものストレス反応はおもに以下のところにみられます。
1体調面 : 頭痛・腹痛・眠れない・食欲がないなど
2心理面 : 不安・怒りっぽい・気持ちが落ち込むなど
3行動面 : 赤ちゃん返り・落ち着きがない・反抗的になるなど
一見、元気に見える子どもでも強いストレスを感じていることもあります。
かかわるポイントのひとつは『安心感を与える』こと。
子どもにわかる言葉で今の状況や予防方法を説明する・見通しを伝える・気持ちに共感するなど、「だいじょうぶ」をやわらかく伝え続けることが子どもの安心感につながります。
ストレス反応やストレスコーピング(ストレスとの付き合い方の工夫)について、まとまった資料があったのでご紹介します。
◎国立成育医療研究センター
こころの診療部作成 『親子でできるストレスコーピング』
https://www.ncchd.go.jp/news/2020/d87c94efa75de...
かわいいイラストにも心和みます。
よかったらご覧ください。
子どもたちの安心感を支えるのは、日常のあたりまえの生活です。
こんなときだからこそ、食べて、笑って、遊んで、寝て。ほっとする時間を大切に。
子どもとかかわる大人の緊張も続きます。どうぞ、お疲れがたまりませんように。
保護者のみなさまもご自愛くださいね。
スクールカウンセラー
土江礼子(つちえあやこ)