京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/08
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「やっぱ卒業生との時は最高」
 毎日楽しく充実した生活を送っていますが、先日そんな中でも特に楽しいひと時を過ごすことが出来ました。平成25年度花山中学校の卒業生が、成人式の日の同窓会に当時の校長であった私までを誘ってくれたのです。
 前日の夜から卒業アルバムを開いて予習をしました。流石に140人近く在籍した当時の学年の生徒を全員覚えていることはなかったですが、「そうそう、こんな生徒が居たなあ。」などと、様々なエピソードも思い出して家族に話したりしていました。
 会場に到着すると、玄関で幹事の女の子が出迎えてくれました。すっかり美しく成長した彼女らと話すのも照れるくらいです。会場に入るとあちらこちらで控えめな声で歓声が上がっているが分かります。「わぉー、校長先生や!」「変わってないやん!」特に反応しませんでしたが内心嬉しく思っていました(笑)。
 会が始まるまでの間も次々と生徒がやってきます。「お久しぶりです。私のこと、覚えてくれていますか。」積極的に来てくれる人たちのことは大抵覚えています。仲間とともにやってきた卒業生の中に2人の当時不登校であった生徒の姿がありました。一人は、卒業式に出席できなかったため、式後その子の家に行って担任の先生と保護者の方の立会いの下で卒業証書を読み上げ手渡しました。聞くと大学生になっているということでした。きっとあの不登校にも意味があったのだと思います。
 当時の校長ということで、開会のあいさつと乾杯の音頭をとらせてもらいました。次のようなことを述べました。箇条書きで綴ります。
 昨晩から卒業アルバムを開いて予習をしていたこと。みんな立派に成長して居て大変うれしく思うこと。特に女子は美しくなっているので話をするのも照れること。すぐに名前が出て来ないこともあるので、会話を始める際には自己紹介をしてほしいこと。当時、不登校だった生徒がこの場に来ていること、それを特に嬉しく感じること。そして、最後は少々荒っぽかったですが次のように結びました。
「自分の信じた道をしっかりと生きていけ! みんなの輝かしい前途に乾杯!」
 会の進行と共にドンドン盛り上がります。あちこちのテーブルに行っては会話を楽しみ記念写真を撮ります。スマホで撮った写真はその場で共有できます。(その操作は、彼らが簡単にやってくれました。)甲子園に出場した生徒が居ました。プロに行くことも考えたらしいのですが、自衛官として頑張っているそうです。「高校野球の練習のしんどさに比べれば、自衛隊での訓練など何でもない。」彼は笑ってそう言っていました。
 5年間で随分と変化があります。母親になっている子も居ました。当時とちっとも変らない子も居ます。往来で出会ったら分からないだろうなと思いますが、話していると直ぐに当時の関係に戻ります。教師にとって、やっぱり成長した卒業生とのひと時は最高でした。
 みんな、ご成人おめでとう。精一杯生きていくんやで!

『面接練習』3年その3

 学年のほぼ半数の人の指導をしました。
 生徒たちの色々な面を知ることが出来て楽しかったなあ!
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「雑感〜教師の役割〜」
 以前に教室を回っていた際、ある生徒が先生に面白い質問をしました。「先生、何で明治時代から急に年号(元号)が時代名になるん?」
 最近よく「平成最後の…」という言葉を耳にし、新しい時代になるということで思い出しました。
 その時の先生がどのように答えたかは覚えていませんが、確かに不思議です。260年間続いた「江戸時代」にも天皇は何人も替わり、そのたびに年号は変えられたはずです。そこで私はこう思います。これから先何十年か百年以上経った後、明治以降の幾つかの時代をひとまとめにして、改めて「〜時代」と呼ぶようになるのではないかと。
「奈良時代」「平安…」「鎌倉…」「室町…」「江戸…」など、朝廷や幕府のあった政治の中心地が時代の名前になる場合もあれば、「縄文時代」や「弥生…」「古墳…」のように、生活様式や使われた道具の特徴で名前が付けられる場合もあります。また、「南北朝時代」や「戦国時代」のように時代の様相から付けられた名前もあります。
 明治〜平成時代は、後の歴史上いったい何時代とよばれるのでしょうか。
 専門的な話になって申し訳ないですが、時代区分にはもう一つ大きな括り(くくり)があります。古代・中世・近世・近代・現代など(もっと細かい分け方もあります)です。これで言えば、明治以降は次の2つに分けられます。明治〜昭和の途中(終戦まで)が近代、太平洋戦争以降が現代です。
 ああ、何の話か分からなくなってきました。とにかく、時代が変わるときというのは、普段は考えないことまで考えてしまいます。例えば、学校において平成31年度は途中でなくなってしまうのでしょうか、ということもそうです。
 4月1日は「平成31年度」としてスタートするのでしょうが、5月1日からは「○○元年度」と変わるのでしょうか。事務作業上のことで言えば、これは結構面倒なことかもしれません。30年前、昭和から平成に替わったときはどうだったのでしょう。当時はまだ担任をしていたのにはっきりとは覚えていません。新年号(元号)が出されたのは1月でした。確か、その時の卒業生は「昭和63年度卒業生」で、平成元年3月卒業だったと思いますが…。
 本校では「対話できる力」をつける学習に取り組んでいますが、昭和の時代には、行儀よく先生の話を聴いてノートをとっていれば優等生でした。時代が変われば、今後教育のあり方はもっと変わっていくのかもしれません。でも、変えてはならないものがあります。教育に対する熱です。「目の前のこの子どもをどう育てるのか」という視点を外さず、褒めたり時には叱ったりしながら育て鍛えていくのが私たちの役割です。
 将来消えるとされる多くの職業の中に教師はありません。その理由は知識を与えるだけでなく、心に働きかけ人間性を育てるのが私たちの仕事だからだと思っています。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「平成最後の卒業生」
 新しい年が始まりました。年末には、何かにつけて「平成最後の…」という言葉が聞かれました。そのたびに改めて『一つの時代が終わるんやなあ』と思ったりもします。平成・昭和・大正、それぞれが31年、64年、15年間あったので110歳以上の明治生まれの人は次の時代を含めると5つの時代を生きることになります。インターネットで検索してみると、日本に100歳以上の人は約65000人、110歳以上となると約500人がご存命だということです。健康で長生きできれば本当に素晴らしいですね。
 考え方や嗜好が古いと『昭和やなあ』と若い人から笑われたりします。しかし、いつか近いうちにこの人たちも『だって平成やしなあ』と言われる時が来るのだろうと思うと愉快です。
 ところで、今年の干支は猪。うちの下の息子は2まわり前の9月に生まれたのですが、この年の1月に阪神淡路大震災が起こりました。だから、下の息子はこの大震災を知りません。既に学校にはこの年に生まれた教職員が居ます。以前、職員会議でそんな先生に「なぜ1月17日に避難訓練をするかの分かるか?」と問うたところ、「分かりません!」という答えが返ってきて、ベテラン教職員があんぐりと口を開けたことがありました。また、関東大震災が起こった1923年も猪年だったということも最近になって知りました。偶然だとは思いますが、『避難グッズは大丈夫やろか?!』と思ってしまう自分に笑えたりもします。
 時代が変わると言っても、やるべきことが大きく変わることはありません。年末年始は、今年もいつもの年と同じように過ぎていきました。墓掃除に風呂掃除、部屋の掃除と掃除三昧の一日。私の子どもの頃からある蝋梅の木の枝を伐り、近所の方や親せきに配った日。母との食事会や義父母宅での大食事会。そして1泊2日の家族旅行。この2日間は、あっという間に過ぎていきました。今は愛犬檸檬も一緒に泊まれる宿を探さなければなりません。去年の宿は同じ部屋で一緒に寝ることができましたが、今回ペットは別です。夕方ペットホテルに連れて行く際には、こちらの方が心配で離れ難くなったほどです。翌朝、迎えに行ったとき、尻尾を振って飛び出してくるのかと思ったのですが、案外そうではなく、暫くゲージの端から動こうとしません。檸檬の目は『寂しかったんやしな!』と語り、私たちを恨んでいるかのようでした(笑)。
 家族との大切な時間を過ごし、体が訛ってしまうほど休養をとって、十分にエネルギーの充電は出来ました。さあ、年度の仕上げをする時期がやってきました。進級と卒業に向けて、生徒たちにしっかりと心身を整えさせ、学力をつけさせなければなりません。平成最後の3学期がいよいよ始まります。
 生徒たち、卒業・進級に向けて頑張れっ!今年も宜しくお願いします。

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