最新更新日:2024/10/18 | |
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1年生花背山の家 活動速報!
花背宿泊研修2日目です。
昨日実施した探究活動をもとにポスター発表を行いました。 テーマA「目指せ!トークマスター!」 テーマB「こんなもんってどんなもん?」 テーマC「坂は見た目が9割」 各班とも、ポスター発表した際に聴衆から出される質問や意見等を参考に、今回の自分たちの活動を振り返ります。この二日間の活動がこれからの探究活動につながるはずです。 1年生花背山の家研修宿泊1日目 探究活動がスタートしました
1年生が花背山の家での宿泊探究研修に出発しました。
研修の目的は、 ・堀川高校における探究活動を体感し、今後の探究活動につなげる。 ・クラスや学年内で積極的に交流し、親睦を深める。 ・集団活動(文化祭や海外研修など)に必要な心がけや考え方を理解・確認し、一人ひとりが主体的に働き、力を合わせて活動することができる集団になる。 の3点です。 1年生は花背山の家に入所後、午後から最初の「探究活動」が始まりました。 提示された3つのテーマから一つを選び、班ごとに考えを出し合い、ポスターにまとめていきます。 テーマは、A「目指せ!トークマスター!」、B「こんなもんってどんなもん?」、C「坂は見た目が9割」の3つです。 Aの「目指せ!トークマスター!」は、他者に伝わりやすい話し方とはどのようなものか。伝わりやすさの要素を探究します。 Bの「こんなもんってどんなもん?」は、日本全国の図書館で貸し出されている本の冊数の答えを、より精度高く求めるには、どのような情報を集め、どのように計算すればよいかを探究します。 Cの「坂は見た目が9割」は、人が斜面を認識するときに、実際の傾斜よりも大きく感じてします原因を探究します。 この宿泊研修では、「対話」を通してさまざまな観点から物事を考え、課題を発見し、複数の方法を考え出したり、検討したりすることで、課題を解決しようとする過程」つまり探究活動の進め方を体験します。 今朝の出発前の激励会でも、「対話」という言葉が示されていました。この言葉の意味を自分なりに捉えて、この二日間の活動に取り組んでくれることを期待しています。 探究基礎研修会を実施しました!
4月4日(水)本校全教職員を対象に、探究基礎研修会を実施しました。この研修会は、「探究基礎は堀川高校の核である」ということを、全教職員が理解・共有することを目的としています。
今年度は特にHORIKAWA START UP FORUMと称し、本校最高目標である「自立する18歳」の育成の核となる探究基礎研修会では、学務部・統括室・研究部が連携してメッセージを発信しました。まず研究部より「堀川のめざす探究活動」と題して、堀川高校の探究基礎の目的・仕組み・教育的意義について説明しました。続いて学務部より「なぜ今探究活動が求められているのか〜探究活動を中心とした3年間の学習モデル〜」をテーマとし、探究活動をめぐる全国的な動きや新しい教育課程における探究活動の位置づけの確認をおこないました。最後に統括室より「主体的な進路選択を育む指導」として、進路選択における探究基礎の意義についての報告をしました。 全体を通じて、探究基礎は研究成果を求めることよりも、研究手法や過程の中での学び・気づきを重視する実践であり、堀川高校の核であることを全教職員で共有しました。 Catch The Rainbow
(入学式式辞概要)
二十期生諸君、保護者の皆様、そして堀川高校教職員ともども「三つの約束」をしたいと思います。 三つの約束、その第一は、「学校は学びの場である。」ということです。人は、足りないものがあるから、不十分だから、学びます。失礼ながら、皆さんはまだまだ不十分です。自分はまだ足りないということを自覚して、学ぶ者としての謙虚さを持ちなさい。私たちは君たちの現状を受け取りはしますが、そのままを肯定はしません。なぜならば、私たちは、あなたたちの可能性を肯定するからです。可能性を肯定して、あなたたちに、学ぶための多様な機会を提供します。 第二は、「学校は小さな社会である。」ということです。集団の中で自己をみつめ、他者を理解する場。当然ルールがあるし、マナーも必要です。 堀川高校をよりよい社会にするための責任と役割をみんなが共有しています。あなたたちは場と状況を把握し、意識した行動をとるように努めなさい。私たちは、大きな子どもではなく、小さな大人として、君たちに対応します。 第三は、「学校は楽しいところである。」ということです。本当に楽しいというのはどういうものかを考えてほしい。楽しさは待っていて与えられるものではありません。行動することによって創るものなのです。本物の楽しさを得るために、自ら参画し、参加する姿勢を持ちなさい。私たちは、あなたたちの個性を尊重して、見張ることはせずに、見守ります。 今、皆さんと三つの約束をいたしました。学校は「学びの場」であり「小さな社会」であり「楽しいところ」でなければならないと考えています。このことを踏まえながら、確認しておきたいことは、堀川高等学校という学校は、これまでの歴史の中には、確かに存在はしているけれども、君たちにとっての堀川高等学校はまだ何もないということです。あなたたちが動かない限り、あなたたちが創らないかぎり、ここには空っぽの空間と、単に流れ去る時間があるだけだということを認識してください。 創るということは創り続けるということです。始めるということはやり続けるということなのです。空っぽの空間をいっぱいにして、そしてあなたたちの時間を流すのです。それは「できるか、できないか」ではなく、「するか、しないか」ということです。 小さな社会である学校を本当に楽しいものにするためには、自分がどうすればよいのかを考えてください。 そして、三つともに共通し、大切にしなければならないことは、「ことばを大切にして、ことばの通じる世界をつくっていく」ということです。そこには人と人の出会いや対話が無数に存在してきます。ことばを通して他者と出会い、対話することで三つの約束を深めていきます。出会いや対話というものは、待つものではなく、自主的、主体的に自分から投げかけることが重要となります。出会いや対話は、好きな者同士の間だけでのものばかりではありません。 そして、みなさんは「小さな大人」に成長しなくてはなりません。堀川高校でのすべての活動を通して成長します。そこでは人と人が出会い、お互いの個性を受け入れ、さらに尊重し、対話をかわし、高みをめざします。自分が経験したことのないことや個性に満ち溢れた人たちと出会うことに喜びを感じるように成長してほしいと思います。自分とは異なる世界観を持つ人との出会いやその世界を受け入れて経験することが小さな大人へ成長するための最高のエッセンスなのです。ただし、すべてをすんなりと受け入れることは困難な時もあります。なかなか理解しあえない場面も多々あるでしょう。分かり合えないつらさも経験するでしょう。しかし、お互いに自分から受け入れて尊重しようと一歩ずつ前に進み、お互いに高みを目指そうとすること、それが大切なのです。分かり合えないこともあるから、わかろうとする行動が生まれ、それが成長を促します。その違いの背景は、人それぞれ、または国それぞれです。 たとえば、空にかかる色とりどりの美しい虹。虹は七色と私たちは認識しています。赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の七色ですね。これは世界共通の認識でしょうか。世界規模でいうと、アメリカでは虹は六色、ドイツでは五色、アフリカでは八色、南アジアのある地域では二色という認識で、国の違いや同じ国でも地域や時代によって色のとらえ方は様々なのです。大切なのは、ここには正解や不正解というものがないということです。それぞれの受け取り方の違いや文化的背景、たとえば色を表す言葉の存在があるかないかなどで、虹の色の認識も違ってきます。自分や自分たちとは違うとらえ方をしている考え方を否定、排除するのではなく、それぞれの考え方やとらえ方を理解し、受け入れ、尊重することが大切ではないでしょうか。三つの約束を果たすべく、二十期生の皆さんにはそのような考え方や行動をとれる「小さな大人」に成長してほしいと願っています。 そのような思いをこめて、二十期生のみなさんを「虹」と名づけます。分かり合えないからこそ、分かり合おうとする態度と力を、ことばを大切にした対話を通して、育ててほしいと願ってやみません。自分から他者へのかけ橋、自分から未知の世界へのかけ橋、自分から夢へのかけ橋、様々なかけ橋を大空にかけていくというチャレンジをしていきながら、自分色のかけ橋を創ってください。隣の人のかけ橋も受け入れていきましょう。そうすることは、自分の色を他者の色と織りなすこととなり、さらなる自分色の虹のかけ橋が深まっていくことにつながります。 虹の二十期生のみなさん、自分の色を他者と織りなし、さらなる堀川高校の歴史を織りなそうではありませんか。一緒に虹を、夢をつかもう。 平成30年4月9日 学校長 谷内 秀一 写真上:会場全景 写真中:新入生代表宣誓 写真下:教職員紹介 平成30年度 京都市立堀川高等学校経営要項かけ橋
春到来!心地よい四季の味わい。
四季の境界線は可視化されているわけではなく、それは、心、体で感じ、思いをはせるところで成立している。しかし、それはすべてヒトの引いた境界線であって、しかも、可視化という概念自体、ヒト主体の概念となっている。それでも四季は美しいし、私たちの心を魅了する。 美しいと思う対象物は、ことばを使って名前が付けられ、そこにヒトが介在すれば、それは認識可能となりやすい。ことばとヒトの介在と存在は、それだけ我々の世界おいては重要なものとなる。 いろんな人と出会うこと、いろんなことにチャレンジすること、いろんな世界に入っていくこと、すべてそれはコミュニケーションである。それら思いの橋渡しは、すべて自己が行うことになる。橋渡しは自己の開かれた世界への挑戦。つながること、それは自己認識の窓口である。挑戦しつつ、自己認識を深めていく。深められる色はヒトそれぞれ。同じものは一つもない。自己認識すること、できることの根本は、他への橋渡しではないか。 他とつながるための「かけ橋」は、自分自身で設定、策定していくもの。であるならば、この世界で生きていく力は、主体的に橋渡しのできる力ともいえる。 よりよい社会を築いていくうえでは、ヒトとヒトの間に「ことば」をもってかけ橋を介在させることが重要となり、そこからお互いの認識と共有、協同が始まる。 Blackmore and Dio 曰く、 「We believed we'd catch the rainbow. Ride the wind to the sun. Sail away on ships of wonder.」 学校長 谷内 秀一 |
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