京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/24
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「自慢の生徒」
 「校長先生が“自慢の生徒”と紹介されたのがよく分かります。本当に明るくてケジメがあって素晴らしい生徒さんたちだなと思います。」
修学旅行の最終日、美ら海水族館から首里城・国際通りへと向かうバスの中で旅行会社の添乗員さんからそう言われました。
「私たちの“自慢の生徒”です。」民泊体験の入村式の挨拶の中で、確かに私は生徒のことをそう紹介しました。翌日、民家の方たちに連れられてホテルへ戻ってきた生徒たち。みんな満足そうな表情をしています。「先生、1泊では足らんわ!」担任の先生に訴えているそんな声も聞こえてきました。(その子は、民家さんとのお別れの場面で泣いていました。)
 「お世話になりました。子どもたちは“いい子”にしていましたか?」
 何人かの方に尋ねました。「もちろんです。」「素晴らしい子どもたちでした。」「本当の孫だと思って過ごしていました。」「来年も来てください。」など、民家さんから否定的なことは一切聞きませんでした。
 添乗員さんとの会話には続きがあります。
 「実は、もう一つ“自慢”があります。それはあの子たちを育ててくれている教職員です。うちの生徒は普段から大人しいのですが、場面によっては大いに盛り上がることが出来ます。授業や行事や部活動にも真面目に一生懸命取り組みます。常にそうすることが楽しいと伝えているからこそ、こんな特別な場面でできるのです。修学旅行のときにだけできるなんてことはありません。また、生徒との信頼関係もきちんと築いてくれています。生徒との関係はフレンドリーですが、決してナメられている訳ではありません。一人ひとりの教職員が、その個性と能力を最大限に発揮してチームとして生徒を指導しています。そんな彼らは、校長としての私の自慢の教職員です。」
 ざっとこんなことを話しました。添乗員さんは感心したように聞いておられました。
「自慢」という言葉ですが、我が国ではあまり良いイメージでは使われません。確かに、いつも自慢ばかりしていると、きっと人からは嫌がられるでしょうね。でも、こうしてたまに自慢することは許されるのではないでしょうか。また、こんな機会でもなければ、照れくさくてなかなかこんなことは言えません(笑)。
 見方を変えてみましょう。私たちは、生徒たちにとって“自慢の担任の先生”“自慢の校長先生”“自慢の親”で居られているでしょうか。こんなことを考える機会もまあないでしょうが、そうあることは大事だと思うのです。
 教職員が生徒を、そして生徒が教職員を、もうひとつ、校長が保護者や教職員を、そして、保護者や教職員が校長を自慢に思っていることは「信頼関係」の証です。
 「校長先生から“自慢の生徒”と言ってもらって、生徒さんたちはきっと嬉しかったと思います。私も感動しました。」添乗員さんの言葉をもう一つ紹介します。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「メリハリ」
 沖縄への修学旅行から戻りました。素晴らしい2泊3日でした。伊丹空港で行った「解団式」の中でも述べましたが、私の印象に強く残っている場面は次の2つです。
 1つめは「平和セレモニー」です。修学旅行実行委員会が作成した「30年度二条中学校平和宣言」を平和の礎(いしじ)の前で声高らかに暗誦します。これまで見てきたすべては代表生徒によるもので、ほとんどの生徒は「気を付け」の姿勢でセレモニーへ参加します。ところが、今年度の3年生は「学年群読」で行いました。一人で言う場合も集団で言う場合もありますが、全員がどこかで声を発します。こんな「平和宣言」は初めてです。改めてこれはよい取組だと思いました。これまでやってこなかったこと(気づけなかったこと)を残念に思いましたし、こうすれば、より確実に平和宣言が自分(たち)のものになるとも言えます。照れることなく、また遠慮することもなく、大きな声で堂々と行うセレモニーは本当に感動的でした。また、そんなセレモニーを実行した生徒たちを頼もしくも誇らしくも思いました。
 2つめは、2日目の夜に行った「学年レクレーション」です。実行委員会の人たちが企画した出し物が次々と進行します。誰一人“シラケている”生徒が居なかったのが上手くいった一番の理由です。そんな生徒が何人かいると、すぐに全体に影響するものです。あんなに楽しいレクは久しぶりでした。また、教職員も見事に参加しました。担任の教師が身体を張って(少々オーバーですが、本人の言葉です)取り組んでいるので見ていても心から楽しめました。大いに笑い、大いに盛り上がった最高に楽しい時間でした。
 「平和セレモニー」と「学年レク」の場面。どちらもこの学年の生の姿です。本エッセイのテーマ『メリハリ』は漢字では『減張』と書きます。辞書で意味をひくと『緩むことと張ること』とありました。
 行きも帰りも同じ飛行機に搭乗した兵庫県の中学校がありました。伊丹空港では、校長同志で名刺交換も行いました。とても行儀がよく、空港で待機する間もジッと前を向いたままで周りと話をすることもありません。一方、本校の生徒たちは楽しそうに談笑しています。飛行機の離着陸の瞬間も、うちの生徒は拍手をし歓声を上げます。私は、この状況を心から『愛しい』と思うのですが、果たして兵庫県の学校の先生方はどんな風に本校生徒を、そしてうちの指導体制を見ていたのか気になっていました。
 解団式の際、また隣同士になりました。相変わらずワイワイしていた本校生徒ですが、式が始まった瞬間に静かにして張りつめた空気感を作り上げます。そして、私の解団宣言に合わせて大きな暖かい拍手をしました。素晴らしい雰囲気です。『うちの生徒はドンナモンダイ!』心の中で思いっきり自慢したことは言うまでもありません。

校外学習 『高校訪問』 へ向けて 2年

2年生はグループごとに分かれ,公立高校と私立高校を各1校ずつ訪問します。

事前学習として,行き方調べをしたり,質問内容を考えたり,準備は万端です!

本日6限の事前指導では,はぐれた時の対処法や高校の先生方への礼儀作法の確認などを行いました。

最後の片づけまで笑顔で手伝ってくれる優しいみんなです!

グループで協力をして,考えて行動をし,実りある校外学習にしましょう!
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「精神面を鍛える」
 GWが終わりました。今日の学校生活に関しては、『ひょっとするとダルそうにしている生徒が居るのではないか?!』と思ったのですが、何と、今日がGW明けであることを忘れるくらいに生徒たちはよく集中して学習に取り組んでいました。
 さて、春季総合体育大会での各部の結果と途中経過ですが、好成績から紹介すると、男子バスケットボール部がベスト4.順位決定戦に勝利して見事3位です。また、野球部は現在4強に残っており、修学旅行から帰った翌日に準決勝を戦います。更に男子陸上部が総合6位に入賞し、個人的には、走り高跳びと走り幅跳びで3位入賞者が出ました。二条中学校というと、「勉強ができる大人しい生徒の多い学校」というイメージが強いようですが、なかなかどうして、部活動にもよく頑張る熱い生徒と教師のいる学校なのだと改めて感じているところです。
 GW中、毎日多くの試合を観てきて感じたことを書き留めておきます。これを読んで何かを感じ、夏季大会に活かしてくれる人が居てくれたら嬉しいです。
 まずは、“強気”の大切さです。競った場面で弱気なプレーしかできない人は、なかなか試合に勝てません。バレーボールの試合で、強気のスパイクが挽回のきっかけになった場面を何度か観ました。一方、大事な場面での弱気なプレーは致命傷になりますので要注意です。
 次に、「思い切り」についてです。“ここぞっ!”という場面での「思い切り」のよさはとても大事です。先の“強気”とも繋がるかもしれません。テニスやバレーボールなどの球技でよく「思い切って打て!」という表現が使われますが、「思い切って打つ」と「思い切り打つ」とは異なります。「思い切り打つ」は「力いっぱい打つ」ということですが、「思い切って打つ」は「打つと決めたら、迷いを吹っ切って打つ」ということで、どちらかといえば精神的な部分での表現です。
 もう一つは、「球ぎわ」についてです。厳しいボールを何とかミスせず捕球や返球したり、相手の激しい当たりに屈せず思ったところへシュートできる人を“球ぎわに強い選手”と言います。そして、この「球ぎわ」の強さは、上位の試合になればなるほど大切になってきます。簡単に諦めない気持ち、簡単に「参った!」しない姿勢が“球ぎわの強さ”を生み出すのです。
 「強気」と「思い切り」と「球ぎわ」について書きました。実はどれも技術面よりもむしろ精神的な部分の鍛錬によって身に着くものです。そして、これらについては陸上競技や水泳でも同様のことが言えると考えています。
 試合に勝つためには、技術の向上と同様に、いやそれ以上に精神面を鍛えることが求められます。そして、このことこそが、運動や部活動を通じてその人の人間性を磨くこと、人としての成長に繋がると思うのですがどうでしょうか。

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学校行事
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