最新更新日:2024/10/30 | |
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冬休み前全校集会「学校長挨拶」…12月22日
いよいよ今日を入れて平成28年は,残すところ10日となりました。明日からは冬休みです。ここで少し,夏休み以降を振り返ってみたいと思います。8月末のあの暑かった夏がいつの間にか過ぎ去り,秋になり,そして,冬がやってきました。9月末には,夏休み明けから,本格的に取組み,見事,みんなで成功させた文化祭や音楽発表会がありました。あの感動や思い出が,皆さんの心に昨日のようによみがえってくるのではないでしょうか?そして,部活動では,3年生が引退し,1・2年生が中心となって臨む秋季新人大会もありました。それぞれの部活動が,よく頑張りました。また,生徒会も2・3年生中心から1・2年生中心となり,伝統のバトンがしっかりとパスされました。先日行われた熊本の東町中学校との交流会も立派にやり切ってくれました。たのもしいものです。これからが楽しみです。2年生は,11月に「生き方探究チャレンジ体験」に行き,日頃,学校では学べない職業体験をさせていただきました。貴重な経験になったと思います。
さて,話は変わりますが,昨年もお話ししましたが,昨日の12月21日は,何の日だったでしょうか?それは,冬至(とうじ)です。冬至とは,北半球において,1年のうちで太陽の高さが最も低く,昼の時間が一番短い日です。冬至と言えば,かぼちゃと柚子(ゆず)湯!昨日,かぼちゃを食べたとか,ゆず湯に入った人はいますか? では,なぜ,冬至の日にかぼちゃを食べるのでしょうか。昔は,冬になると野菜が少なくなり,そこで,保存のきくかぼちゃのような野菜をとっておいて大切に食べたそうです。また,ゆず湯は冬の手足にできる「ひび割れ」や「あかぎれ」の予防のために入りました。ゆず湯は風邪を防ぐとも言われ,冬至の日にゆず湯に入ると,冬の間,風邪をひかないといわれたようです。 ところで,「冬至 冬なか 冬はじめ」といいます。この意味は「冬も半分過ぎましたが,厳しい寒さはこれからですよ」という意味です。 まだまだ寒さはこれからです。校舎周りにある木々は,ほとんど葉を落としてしまいましたが,来るべき春に備えて,小さな芽を守って冬を越そうとしています。皆さんも新しい春を迎えるために元気に過ごして欲しいです。 それでは,今日は,明日からの冬休みにある年末年始のいくつかの行事について少しお話しをしたいと思います。 まず始めに多くの人が楽しみにしているクリスマス。この日は,キリスト教を信じる人々にとって大事な記念日です。日本には,明治時代ぐらいから少し盛んになり,その頃の人気のプレゼントは「歯磨き粉」だったようです。今は,国民的行事になってしまいました。 では,日本で昔からある年末年始の行事は何でしょうか?12月31日は,大みそかと言いますね。みそかとは,毎月の最後の日のことを言います。たとえば,11月の最後の日は何日ですか。そう30日ですね。11月30日はみそかです。みそかは毎月あるのです。そして,1年の最後の日だけは,「大」をつけて「大みそか」と言うのです。 この大みそかには,いろいろな行事があります。まず,「年越しそば」。皆さんのお家でも,大みそかにおそばを食べることが多いと思います。ある調査によると10人の人がいると6人くらいの人は,大みそかに「年越しそば」を食べるそうです。先生も毎年食べています。それではどうして,おそばを食べるのでしょうか。それには色々な説がありますが,おそばは細くて長いので,細く長く健康に暮らせたらいいなあと,おそばを縁起物として食べるようです。 次に,「除夜の鐘」です。除夜の鐘が鳴るのは神社ですか,お寺ですか。そう,鐘があるのはお寺です。鳥居のある神社には鐘はありません。除夜の鐘は108回鳴らされます。この回数は決まっているのです。仏教では,人間には108つの煩悩があると言われています。煩悩という言葉は少し難しいですが,簡単に言うと,人の心を迷わせたり,くよくよ悩ませたりする元になるものと言っていいでしょう。それを,大みそかには108回鳴らして,一つひとつ取り払うのです。そう言えば,先生は,あのゴーン,ゴーンという鐘の音を聞くたびに心が軽くなっていくような気持ちさえなります。 108回の鐘の鳴らし方にも決まりがあるようです。107回までは,大みそかの内に鳴らします。それから,108回目,つまり最後の1回だけは,新年に変わってから鳴らすのだそうです。いろいろと決まりがあるようですね。 そして,お正月。皆さんも知っているとおり,新しい年をお祝いする大事な祝日です。お正月には,作物をたくさん実らせてくれたり,みんなの健康を守る神様がやってくると考えて,それを鏡餅や松飾りでお迎えして,みんなでお祝いをする日なのです。 このように,年末年始の行事や過ごし方は,この他にもたくさんあります。その一つひとつに大事な意味があることを是非知って欲しいと思います。そして,この1年を無事に過ごせたことに感謝の気持ちを持って欲しいと願っています。 最後に,たいへん短い13日間という冬休みですが,それぞれの学年が有意義に過ごして欲しいと思います。3年生にとっては,この冬休みを,どう過ごすかで進路希望が実現するかしないかが,決まると言っても過言ではないと思います。きちんと,それぞれが自分の目標を決め,それに向かって努力してください。 この冬休みにスポーツをがんばる人,家族旅行をする人,お正月に神社やお寺にお参りする人,そして,ゆっくりと過ごしたいと思っている人……さまざまだと思います。今の学年の冬休みは二度と来ません。思い出に残るような冬休みにしましょう。 そのために,一番大事なこと。それは「今日と同じ元気な姿で1月5日に登校する」ということです。年末・年始は,みんなが慌ただしくなります。自転車に乗っている時や,道を歩いているときに,気をつけないと交通事故にあうかもしれません。また,突然,不審者に声をかけられるかも知れません。ふだんから注意していることを冬休み中もしっかり守ってください。それが「冬休み中も元気に過ごす」ことにつながるのです。 それでは最後に,もう一度言います。安全で楽しい冬休みになるよう,交通事故や病気に十分注意して,素晴らしい新年が迎えられますよう,また,今日と同じ元気な姿で,1月5日に登校してくれることを願って,校長先生のお話を終わります。 校長 梅 本 薫 学年集会…12月21日
1,2年生は,学年集会を行い,夏休み明けからの振り返りを行いました。
2年生は自分たちの良かった点,反省する点を考えて,それを元にワードを作り,パフォーマンスなども考え,クラス毎に発表をしました。 1年生は,各クラスの振り返りを漢字一文字で発表しました。その後,学年レクを行いました。 新しい年に向けて,さらなる成長を期待しています。 |
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