京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/07/14
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校是:夢・志をみつめる <学校教育目標>伝統と文化を受け継ぎ、地域や社会に貢献できる人材を育成する〜自分を律し、課題に挑戦し続ける姿勢を身につける〜

ソロモンのバラの花

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ソロモン王とシバの女王の対決のお話をご存じだろうか。いつのころだろうか、英語の教科書に取り上げられていた。ソロモン王の部屋に迷い込んだミツバチが許しを請う。「いつかきっとあなたのお役に立つときがきますので、お助け下さい。」と。王は「お前のような小さなものに助けてもらうことはない、心配はいらない、安心して出て行け」と笑ってミツバチを部屋から出す。

シバの女王が高名なソロモンの名前を聞きつけて「ギャフン」と言わそうと家来を連れてやって来る。いろいろな難問を突きつけるが、全て王は答えてしまう。最後の日になり、女王は家来の中の職人に、庭にあるバラとそっくりの造花を99本作るように命じる。その中に本物のバラを1本入れて100本にして、この中に1本だけ本物があるので、見つけられるかという問題を突きつける。

さすがに王は困った。その造花はあまりにも精巧に出来ていて、見分けが着かなかった。その時、あの時のミツバチが本物のバラの密を吸いに来る。その時に王はその1本の本物のバラの花を見つけるのである。「お前のような小さなものに・・・」と言ったが「確かに助けられた」となるのである。何かを教えてくれる面白い話である。

前置きが長くなったが、職員室前に並べられた野菜や果物の造形物を見て、ふとその話が思い出された。美術教師のI先生が生徒の作品を上手にディスプレイしている。思わず手に持って確かめたくなる。「どういうことをテーマにやっているの?」と聞くと、「冷蔵庫に入れて置いて、お母さんが包丁を入れるまでは気づかないぐらいに正確に」ということらしい。そのコメントを聞いて、またうれしく、楽しくなった。

「作品の前にビニールを張って、いたずらされないように」と思ったが、「他の先生方が今の生徒だったら大丈夫じゃないの」と言われてそうしていると。またうれしい。
目を近づけて、手で触って分かる楽しさもある。学校が落ち着かないとなかなかできないことでもあるが、私は少々いたずらされてもめげないで続けることが大切だと思っている。それにしても、楽しい職員室前である。保護者の皆様もぜひ、ご覧に来て下さい。

避難訓練実施される!

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今日6月6日に避難訓練が行われた。今回の東日本大震災を教訓に「地震」を想定してのものだった。安全係のY先生と教頭先生に仕切ってもらったのだが、本当に非常ベルを鳴らしての訓練だった。会議の打合せでも、実際に鳴らすような話はなかったと思うが、今までそんなベルは鳴らしたことがなかったので、びっくりした。おそらく生徒も。

 ちゃんと警備会社にも消防署にも連絡済みであったらしい。新しく来られた先生の常識で実施された。実にいいなあと思った。私たちは何事においても「これが当たり前」と思ってしまって、頭を固くしていることが多々ある。新しいことは私は好きである。どんどんびっくりするようなことを企画してほしい。

 生徒たちも機敏に反応し、速やかに避難できた。

「今度の東日本大震災が私たちに教えてくれたことはたくさんあると思うが、その一つは『こんな事は起きないだろう』ということはないということではないか。(ややこしい)考えられないようなことが起こるということだ。その心構えは、車の運転に似ている。こんなところで人は飛び出してこないだろうと思って運転するか、ひょっとしたら人が飛び出してくるかもしれないと思って運転するか、大きな違いがある。」

「東北の宮城県の中学生が津波から逃げる写真を何枚か見せてもらったことがある。それを見て感動した。もう大丈夫だろうと逃げても、まだ追ってくる。さらに逃げる内に小学生も幼児も混ざってくる。そんな中、中学生がその子たちの手を引いて、列を乱さず、走って逃げている写真だった。こんな差し迫った中で、パニックを起こすこともなく、人を押しのけるでもなく、整然と避難している姿勢に心打たれた。」

「そうして命が助かったとしても、今度は水道をひねっても水が出ない。せめて3日間は生き延びられるだけの水と食料は確保しておきなさい。」「家で準備している人!?」と手を挙げさせたら、15人ほど。「偉いな、その手がもっと増えるといいな」と言った。

私もあの阪神大震災から準備するようになった。時に油断はあるが、先日、鞄を開けると賞味期限が切れたカップヌードルがあった。もったいないと思って食べたら湿疹ができた。いやしいことをしてはいけません。使わずに済んだことを有り難いと思って処分しなければいけません。教訓!

黄檗活断層も近くにあります。天瀬のダムでも決壊すると大変なことになります。何が起こるか分かりません。何事にも「備えあれば憂いなし」昔の人はよく言いました。ご家庭でも買いだめはいけませんが、せめて3日間の命をつなぐ、水と食料は準備して下さい。
3日間しのげば、救援の手がさしのべられます。また準備のあるところには災難は避けていくような気もします。

進路開拓プロジェクト「高校生講座」

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6月3日(金)に中学2,3年生対象に「高校生講座」が実施された。これは毎年この時期に行われる進路指導である。具体的には今春に卒業した高校1年生を講師として呼んで、

・高校生活全般について
・学習面、生活面で中学校と異なる点について
・高校入試のための受験勉強について

中学生へのアドバイスの時間になる。
今年は
堀川高校 探求学科  Tさん
東陵高校       Hさん
桃山高校       Y君
京都すばる高校    Yさん
京都産業大学附属高校 H君
華頂女子高校     Mさん
京都文教高校     Sさん
に話をしてもらった。立命館守山高校のK君はインターハイの都合で来られなくなったようである。

 当日、私は京都府校長会というのがあって、その様子は分からないのだが、教師ではなく自分たちの先輩が話をしてくれるというところに意味がある。
高校と本人にアポイントをとり、この取組を進めるのは大変な苦労であると思うのだが、進路主事がよく頑張った。1年生にも聞かせてもいい取組であると思うのだが。

 いい学校、悪い学校は無いのですよ。その子に合った学校、合わない学校はあります。前にも書いたことがありますが、学校の知名度とか、「隣の〜ちゃんも〜へ行かはったし、あんたも頑張り」とか「お兄ちゃんは、お姉ちゃんは」という言い方も、傷つきやすい幼い心を苦しめるだけです。励みにはなりません。

でも「どうするの?」という時はすぐにやってきます。今から敏感にアンテナをはり、適性を探り、子供が生き生きとした目をして次のステージで頑張れる進路指導でありたいと思います。これは学校だけ、家庭だけでなせる業ではありません。共に相談し合って、適切な進路指導が行われることを願います。

ちなみに総合支援学校を入れて京都市に79校、京都府に99校、合計で178校の中学校があることが分かった。

感動的な体育大会を終えて

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今年の梅雨は久しぶりに、梅雨らしい天候になっている。雨が降り続く。そんな中、奇跡的とも言える天候に恵まれ5月31日に体育大会が実施された。みんなの願いが天に通じたようです。神様や仏様はいらっしゃるのです。こんなことを言えば、神を冒涜しているとか宗教教育とか言われそうだが、決してそうではない。人間の力などちっぽけなものなのです。大宇宙のバランスをとっている目に見えないものへの畏敬の念は大切であるということです。「俺が、俺が」と思い上がってはいけないということです。何はともあれ有り難いことでした。感謝!

 最初の挨拶に「いただいたこの天気に感謝して、正々堂々の競技を見せてほしいと思います。運動が好きで、体育祭を楽しみにしていた人、その力を思う存分発揮して下さい。逆に運動が苦手で、いやだなと思っている人もいるかもしれない。競技のすばらしいところは人に感動を与えるところです。その感動はどこから生まれるかというと足が遅いなりに、競技がへたなりに、一所懸命にやっているその姿に人は心打たれるのです。そのような姿が見受けられることを期待します。」と挨拶したが、まさにそのようになった。

競技をしている者も必死ですが、応援席で我が事のように手を合わせたり、万歳したり、手に汗していい笑顔を見せて応援している子供たちに、目頭が熱くなった。何てすばらしい子供たちでしょう。

保護者の皆様、地域の皆様、教育委員会の皆様、朝から子供たちのために足を運んでいただきまして本当にありがとうございました。彼らの励みになったことでしょう。またきっと子供たちのはつらつとした姿から元気と勇気とエネルギーと希望を持って帰っていただいたのではないかと思います。

また、学校周辺にお住みの地域住民の皆様には、少しやかましい一日になったかもしれません、しかもグランドに面しているところにお住まいの方におかれましては、校区が春日丘中学校ということにも関わりませず、苦情の電話一本無く、心から感謝しております。子供たちの教育のために、ご理解とご協力を頂き、誠にありがとうございました。

前日準備の時にグランド南側フェンス外にいた5人ほどの中学生より「明日、体育祭なんだ」という声が聞こえてきたので、「君たちは春日丘中学校の生徒か?」と聞くと「そうです。」と応える。「春日丘中はもう終わったよな、あの日天気がよくてよかったな」「はい、ありがとうございます。明日晴れるといいですね」「ありがとう、そう言ってくれるとうれしいなあ」という会話がなされた。うちの子、外の子ではない。シナプスのように京都の子供たちが、つながり合って、平和な世の中へとつながっていけばよい。

子供たちは一つの行事が終わるごとに成長していく。その成長が目に見えてわかるようでうれしい。最後に230世帯ほどの学校で、参観者159名、来賓15名で土曜参観より多かったとのこと、改めてありがとうございました。
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