「みなさん,あたらしい憲法ができました。そうして昭和二十二年五月三日から,私たち日本國民は,この憲法を守ってゆくことになりました。このあたらしい憲法をこしらえるために,たくさんの人々が,たいへん苦心をなさいました。(略)この規則はたくさんありますが,そのうちで,いちばん大事な規則が憲法です。…」
この文章は,今から64年前の社会科の教科書「あたらしい憲法の話(文部省)」の一部分です。
戦後,正しい日本を作ろうと人々が立ち上がり,間違いを起こさない日本中の約束をつくりました。それが日本国憲法です。昭和22年の5月3日からスタートしました。つまり今年で64歳のお誕生日を迎えるわけです。
(1)「日本国の最高の“きまり”であること」
(2)「会社やいろいろなお店をするためのきまり,町づくりや社会で生活するときのきまり,正しいことや人として守らなければならないきまり等,法律ができるもとの考え方になること」
(3)「三つの大事な約束があること(基本的人権の尊重,国民主権,平和主義)」
社会のルールも学校のきまりも同じです。人が人として大切にされ,心豊かな生き方が保障される世の中にしていくために,私たち大人自身が日頃の言動を振り返り,子どもたちの手本となるような姿を見せていくための「自分磨き」をしていきましょう。