京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/07/03
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5月は憲法月間です。

五月は「憲法月間」
校長  菅 沼 龍 生
五月三日は「憲法記念日」五月は「憲法月間」です。それにちなんで、子どもたちに毎年この時期の朝会で話をしています。
今月は、その要点を述べさせていただきます。
日本には、法律など多くのきまりがあるが、「憲法」はすべてのきまりの基になる一番大切なきまり。洛央小学校にもみんなが守る「きまり」がある。でも実はこれは、みんなを守る「きまり」でもある。「きまり」は自分たちを苦しめたり、しばりつけたりするためにあるのではなく、むしろ自分たちを守るためにある。たとえば、「洛央帽」もその一つ。
洛央小学校は十九年前に五つの小学校が統合してできた学校ですが、その時に元の小学校の地域の方や保護者の方が集まっていろいろな相談をし、知恵を出し合いました。校区が広がるから、安全に登下校することは、みんなの願いでした。
「洛央帽」のデザインは、はじめは野球帽のようなつばの大きな帽子が候補にあがったそうです。でも、格好は良いかもしれないけれど、歩く時に広い範囲が見えるように少しつばの小さな今の形のものが選ばれたと聞いています。色についても、車の運転手さんによく目につくようにこの色に決まったそうです。当時のみなさんの安全に登下校できるようにという願いの詰まった帽子にみなさんが守られているわけですね。
憲法の中には、「基本的人権を尊重する」というきまりがある。「人権」というのは難しい言葉ですが、簡単にいえば「みんなが幸せに暮らす権利がある」ということ。人の権利の中で一番大切なことは「安心して生きられる」ということです。みなさんが今しなければならないことは、「力をつけること」。「体力だけではなく、学力も社会に出てから困らないように生活する力や知恵」も身につけることが安心して生きていくことにつながる。
「義務教育」という言葉を聞いたことがあるでしょう。この場合の「義務」は大人にある。つまり、子どもに適切な教育を受けさせる義務は大人にあって、みなさんには教育を受ける「権利」があるのです。世界中には、戦争や災害や環境のせいで十分に教育を受けられない子どもたちがいる。そのことを思うとみなさんはこうして教育を受けられて幸せです。「きまり」に守られてこうして学習できる状態にあることをしっかりと覚えておいてほしいと思います。

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京都市立洛央小学校
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