4年生では,算数の学習で分数の学習をしました。今日はその発展学習として1/3と1/5では,どちらが大きいかを考えました。通分について習っていない子どもたちは,今までの学習で得た知識を使って色々考えました。初めに自分の考えを発表した児童はテープ図を書いて考え,説明してくれました。「1/3は3つに分けた1つ分で,1/5は5つに分けた1つ分でどちらも1つ分だから大きさは同じになる。」と説明しました。次に発表した児童は,「○○さんの説明はわかりやすかったけれど,私は少し違ってケーキで考えました。1/3は丸いケーキをこの図のようにわけた1つ分だかから,ここになります。1/5は丸いケーキをこの図のようにわけた1つ分だから,ここになります。この二つを比べると1/3の方が大きくなります。だから1/3の方が大きいと思います。」みんなが,なるほどと納得しかけた時「でも,ケーキの大きさが違ったら答えはちがってくる。」という意見が出ました。「1/5のケーキがすごく大きくて,1/3のケーキがすごく小さかったら1/5のケーキのほうが大きくなる。」・・・みんな,このことについて考えました。いろいろな考えを出し合いながら,元の大きさは同じでよいのか違ってもよいのかを考えていきました。なかなか答えはまとまりませんでしたが,分数にはその元になる大きさが大切であることを学びました。また,子どもたちは分数には割合分数と量分数の2種類がありそうなことにも気付いていきました。このように,分数のおおきさについて,教師が教えるのではなく,自分たちで考えることでいろいろなことを筋道立て手考えることが出来るようになると共に,新たな気付きも生まれてきます。